保険証券は、車検証などと一緒に車の中へ保管している方が大半です。しかし、うっかり保険証券を紛失してしまった場合、再発行の手続きが必要となります。
そこで今回は、自動車保険の保険証券を紛失した場合の再発行手続き方法について取り上げながら、手続きの一連の流れ、必要書類、再発行までに掛る期間など、詳しく解説していきます。
自動車保険の保険証券とは、契約をした後に保険会社から発行される書類のことです。契約者の氏名、保険証券番号、保険料、支払い方法等、契約に関連する重要な情報が記載されています。
近年は、保険証券の内容をWEB上で確認できるケースが増えているため、そもそも紛失すること事態が少なくなっていますが、紙の保険証券を紛失した場合、再発行の手続きが必要です。
具体的な手順については、次項で詳しく触れることにしましょう。
自動車保険証券を紛失しても、すぐに契約が無効となるわけではありません。そのため、保険の補償は継続することになります。
ただし、事故で保険を使う際などに自動車保険証券が必要となるため、早めに再発行手続きを行うようにしましょう。紛失したまま放置してしまうと、所定の手続きが必要となるなど、手間や時間が掛ってしまいます。
自動車保険証書(保険証券)の再発行手続きの方法については、保険会社の公式WEBサイトであまり詳しく案内されていません。
そのため、基本的な流れ、必要書類、再発行されるまでの期間、再発行に必要な手数料について詳しく解説します。
たとえば損保ジャパン日本興亜の場合、保険証券の紛失に伴う再発行の手続きは、保険証券記載の取扱代理店、損保ジャパン日本興亜の営業店、公式WEBサイトの『保険証券再発行受付フォーム』から行うことができます。
ただし、手続きの流れに関しては、公式WEBサイト上で案内されていません。その他の保険会社でも、同様の傾向が見られます。再発行手続きを受付けている窓口については案内されているものの、その他の情報は詳しく案内されていません。
そのため、この項では基本的な流れについて解説していくことにしましょう。
まずは証券番号を確認しておく
契約者本人が保険会社へ連絡し、保険証券の再発行を請求する。
保険証券の再発行請求書に必要事項を記入する。
再発行請求書と一緒に、印鑑証明書などの必要書類を提出する。
おおよそ1週間から2週間程度で、新しい保険証券が郵送される。
基本的な流れは以上となります。ちなみに、上記のように自ら手続きを行うこともできますが、ディーラーや自動車販売店経由で保険に加入している方は、担当者に連絡をした方がスムーズです。
一連の手続きを、すべて担当者にお任せできるとは限りませんが、早めに相談しておくようにしましょう。
なお、証券番号が分からない場合ですが、保険会社からの案内ハガキ、書類、資料、前契約時の保険証券などに記載されています。どうしても分からない方は、直接保険会社へ連絡して相談するようにしましょう。
また、保険契約時に証券を発行しない『証券不発行割引』が適用されていると、そもそも保険証券は存在しません。
保険会社の公式WEB上から契約内容を確認することができる場合は、一通り目を通しておくことをお勧めします。
保険会社によって若干異なりますが、一般的には以下の書類が必要です。
など
今回リサーチしたところ、多くの保険会社では必須書類について詳しく案内をしていませんでした。保険会社の窓口へ問い合わせた際、案内があると予想されますので、必ず確認することをお勧めします。
上図でも触れたとおり、手続きを行ってから1週間~2週間程度で手元に届きます。内容を確認し、その他の重要書類と一緒に保管しましょう。
証券の再発行手続きは、そこまで時間を要する手続きではないため、1カ月以上経過しても手元に届かない場合は、必ず保険会社へ連絡をしてください。
ちなみに、再発行中に事故を起こした場合、補償されないのではないかと不安を感じる方がいますが、その心配はありません。
再発行中に事故を起こして保険を使った場合でも、所定の手続きを行うことで保険金は支払われます。
ただし、なんらかの手続きが必要となる可能性があるため、保険証券を再発行している旨を伝えた上で、保険金請求の手続きを行ってください。
保険証券の再発行は、原則無料で対応している保険会社がほとんどです。ただし、1つ注意点があります。
保険証券が発行されていると勘違いしていた場合、その時点で保険証券の発行を依頼することは可能ですが、再発行とは取扱いが異なるため手数料が掛ってしまいます。
手数料はおおよそ500円程度です。詳細は、加入している保険会社へ確認するようにしましょう。
保険証券以外で契約内容を証明する書類として『契約証明書』があります。そのため、保険証券が急ぎで必要となったものの紛失している場合、契約証明書を発行して貰いましょう。
たとえば三井住友海上の場合、代理店や三井住友海上の営業所、サポートデスクへ連絡をすると、契約証明書の発行手続きを行うことができます。
発行までに掛る日数についてはWEBサイトで案内されていないため、問い合わせた際に確認してください。
なお、SBI損保のように、公式WEBサイト上にあるマイページへログインすることで、契約内容を確認・印刷することができるケースもあります。
ただし、契約証明書として利用することができるのかについては、詳しく案内されていませんでした。
そのため、詳細はSBI損保へ直接問い合わせることをお勧めします。ちなみに、SIB損保のマイページから確認できる項目は以下の通りです。
保険証券が必要となるシチュエーションは、以下のとおりです。
上記の中で最も利用する可能性が高いのは、『自動車保険を乗り換える場合』です。乗り換え先となる保険会社へ『等級、事故有係数、保険期間』などの正確な情報を申告する必要があるため、その際に保険証券が必要となります。
また、『保険金を受け取る場合も保険証券が必須となる』といった情報を見掛けることがありますが、これは事実ではありません。
保険金の請求を行う際に手元に保険証券がなく、証券番号が分からなかったとしても、請求手続きを行う方法はあります。ただし、早急に保険会社へ相談する必要があるため、早めに連絡をしておきましょう。
ちなみに、その他のシチュエーションに関してですが、保険証券番号を申告するケースはあるものの、保険証券が手元になくても問題はないことが大半です。
つまり、保険証券番号さえ分かれば、一通りの手続きは可能だといえます。
解約時の保険証券の取扱いについては、保険会社ごとで対応が異なります。一般的なケースは以下の3つです。
先述したとおり、保険会社を乗り換える場合は、保険証券に記載されている情報が必須となります。解約時に保険証券を返却する際は、乗り換え先の保険始期日まで待ってから返却した方が安心です。
また、自動車を手放すために自動車保険を解約する場合、自賠責保険の解約手続きも必要となります。
自賠責保険の証明書、廃車したことを証明する書類が必要となるため、併せて詳細を確認しておくようにしましょう。
私は年間で57,230円の保険料を支払っていましたが、保険スクエアbang!という一括見積もりサイトを利用して、保険料を20,630円まで安くすることに成功しました。
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