イーデザイン損保は、自動車保険業界においてトップクラスの実績を誇る保険会社です。母体が東京海上グループとなっているため、他のダイレクト型自動車保険とは安心感が違います。
全体を通して顧客満足度は非常に高いものの、実際に寄せられているイーデザイン損保の口コミや評判はどのような内容なのでしょうか。
そこで今回は、特徴、注目ポイント、保険料の安さなどにも着目しながら、イーデザイン損保の顧客満足度について詳しく見ていくことにしましょう。
イーデザイン損保は、2009年創業の損害保険会社です。東京海上グループの一員であるため、非常に安定感のある保険会社でもあります。
近年は、ダイレクト型保険会社の目覚ましい業績アップに注目が集まっていますが、イーデザイン損保もその中の1つです。
代理店型自動車保険を扱う日新火災も、イーデザイン損保と同様に東京海上グループの一員ですが、近年はイーデザイン損保の方が高く評価されるようになりました。
なお、イーデザイン損保が最も評価されている点は「保険料の安さ」です。更新を迎えると保険料がアップするといった声も寄せられていますが、他社と比較すると安くなるケースが目立ちます。
補償内容を自由にカスタマイズしたり、必要な特約のみ付帯して保険料を抑えることができたり、走行距離によって保険料が変動する仕組みが導入されていたりなど、保険料を抑える工夫が随所に見られます。
また、東京海上グループのネットワークを活かした事故対応は、大手代理店型自動車保険と比較しても遜色はなく、トップクラスの事故対応力を誇るといっても過言ではありません。
ただし、事故対応の評価が高まったのは、2017年に入ってからのことです。2016年までは、全体を通して悪評の方が多くイーデザイン損保の課題として挙げられていました。
2017年現在は、徐々に良い口コミなどが目立ち始めているため、安心してお任せすることができそうです。
イーデザイン損保の注目ポイントは、以下の3つです。
イーデザイン損保は、東京海上グループの事故解決ノウハウをそのまま採用しています。事故受付は24時間365日となっており、スマホアプリの「事故現場コール」から素早く連絡を取ることも可能です。
また、土日祝日に限らず要望に応じて初期対応を行っており、専任担当者が迅速な事故可決にあたるため、示談交渉まで安心してお任せできます。事故現場までかけつけてくれる「セコム事故現場急行サービス」も魅力です。
イーデザイン損保のロードサービスは、全国約9,300箇所に拠点があるため、事故・故障現場に素早く駆けつけてもらえます。また、提携修理工場は全国約1,100箇所となっており、引取・納車・代車などのサービスが無料です。
なお、ロードサービスの内容を他社と比較すると、飛び抜けて目立った点はありません。必要なサービスは一通り網羅されていますが、イーデザイン損保ならではのこれといったウリはないといえます。
新規契約に限らず、更新時も年間保険料が「10,000円割引」となります。また、業界で唯一「無事故割引」を取扱っており、優良ドライバーは更に保険料を安くすることが可能です。
過去1年に走った走行距離に合わせて合理的に保険料を算出する点も、高く評価されています。ソニー損保も同様の仕組みを導入していますが、イーデザイン損保の方が距離区分ごとの距離数が長めです。
その他にも各種割引サービスが充実していることから、保険料を安く抑えたい方に最適な保険会社だといえます。
ネット上で公開されていた、イーデザイン損保の良い口コミ・悪い口コミを以下にまとめました。
今回イーデザイン損保の口コミをリサーチして分かったのは、「保険料の安さ」を評価する声が多いことです。また、東京海上グループの一員である点も、安心感につながるとして高く評価されていました。
その他、「補償が充実している」「割引サービスが充実している」「事故受付時の対応がしっかりとしていた」といった口コミも多数寄せられています。
一方、デメリットについては「担当者によって対応が異なる」「説明が不十分で分かりづらかった」「更新をすると保険料が高くなった」など、良い口コミの内容とは異なる声が目立ちました。
また、「事故対応力」については賛否両論です。イーデザイン損保の場合、2016年の事故対応に関する評価が低く、その影響が口コミに反映されている様子が伺えます。
ただし、2017年になって「事故対応力」の向上に力を入れたことが功を奏し、2017年11月現在の事故対応品質は格段にアップしていることが分かりました。
以上の経緯から、今後「事故対応力」に関する悪い口コミは、減少する可能性がありそうです。
同じ見積もり条件で14社の自動車保険料を算出し、独自でランキングを作成しました。
イーデザイン損保の保険料は、他社と比較するとどのくらい安いのでしょうか。まずは以下の表をご覧ください。
試算条件 | ||
---|---|---|
被保険者の設定 | 年齢 |
41歳 |
ノンフリート等級 |
11等級 |
|
運転者年齢条件 |
35歳以上補償 |
|
車 |
トヨタ ノア 初度登録年月 平成17年12月 |
|
免許の色 |
ブルー |
|
使用目的 |
日常生活・レジャー |
|
年間走行距離 |
3,000km~5,000km |
|
基本補償設定 | 対人賠償 |
無制限 |
対物賠償 |
無制限 |
|
人身傷害 |
3,000万円 |
|
搭乗者傷害 |
0円 |
|
車両保険 |
なし |
|
特約 | 家族限定特約 |
順位 | 保険会社名 | 年間自動車保険料 |
---|---|---|
1 | SBI損保 |
23,570円 |
2 | 三井ダイレクト損保 |
25,470円 |
3 | アクサダイレクト |
25,930円 |
4 | チューリッヒ |
26,365円 |
5 | ソニー損保 |
27,980円 |
6 | イーデザイン損保 |
28,320円 |
7 | セゾン自動車火災保険(おとなの自動車保険) |
28,390円 |
8 | セコム損保 |
33,040円 |
9 | そんぽ24 |
34,370円 |
10 | 朝日火災 |
39,870円 |
11 | 損保ジャパン日本興亜 |
43,240円 |
12 | 三井住友海上 |
45,570円 |
13 | あいおいニッセイ同和 |
45,830円 |
14 | 東京海上日動 |
48,300円 |
1位から9位まではすべてダイレクト型の自動車保険であることが分かります。その中で、イーデザイン損保は6位となりましたが、1位のSBI損保と比較すると5,000円程度しか変わりません。
また、5位のソニー損保、4位のチューリッヒとの差は1,000円から2,000円程度ですので、6位にランクインしているとはいえ、極端に保険料が高いわけではないことが分かります。
なお、代理店型の保険会社で最も保険料が安かったのは10位の朝日火災ですが、イーデザイン損保の保険料と比較すると、約1万円近く異なる結果となりました。
以上のことから、同じダイレクト型の自動車保険の保険料と比較した場合は「やや高い」傾向にあるものの、代理店型の自動車保険の保険料よりも「お得」だといえそうです。
ちなみに、今回は見積もり条件の「記名被保険者(主に運転をする方)」の年齢を41歳としましたが、イーデザイン損保の場合、若年層の方が契約をしても保険料は安くなるケースがほとんどです。
補償を充実させながら、できるだけ保険料を抑えたい方は、イーデザイン損保への加入を検討してみましょう。
2017年度に発表された、イーデザイン損保のランキング結果をご紹介します。まずは、以下の表をご覧ください。
ランキングの種類 | 順位 |
---|---|
J.D.パワー 「2016年 日本自動車保険事故対応満足度調査」 |
10位 |
価格コム 「自動車保険 満足度ランキング(2017年)」 |
10位圏外 |
オリコン 「事故対応 満足度ランキング」 |
2位 |
楽天 「総合満足度ランキング」 |
3位 |
goo 「事故対応で選ぶ! 自動車保険の顧客満足度ランキング」 |
5位圏外 |
保険スクエアbang 「総合満足度ランキング」 |
3位 |
それぞれのランキングサイトの順番は、上記の通りとなりました。どちらかというと顧客満足度ランキングの順位が高く、全体を通して評判は良いといえそうです。
「補償内容と保険料のバランスが良い」「他社よりも保険料が安い」「割引サービスの種類が多い」ことなどが、顧客満足度の高さにつながっているのかもしれません。
1つ注意しておきたいのは、事故対応のランキングです。オリコンでは2位を獲得しているものの、J.Dパワーやgooのランキングでは上位にランクインすることができませんでした。
ただし先に触れたとおり、2016年度の事故対応評価は低かったものの、2017年のランキングでは評価が一気に上がっています。
たとえばJ.Dパワーの場合、2017年の事故対応満足度は5位にランクインしていました。gooのランキングについては、2017年のランキングを公表していないため分かりません。
つまり2017年以降、イーデザイン損保は飛躍的に事故対応力を上げている様子が伺えるのです。
また、保険金の支払いスピード、事故対応スピード、顧客応対品質なども評価が高まっています。
創立当初から、事故対応力に定評がある東京海上のネットワークやノウハウを採用してきたため、イーデザイン損保の事故対応力は極端に低い訳ではありませんでした。しかし、今までは十分に活かしきれていなかった可能性があります。
イーデザイン損保の事故対応力を調べる際は、できるだけ最新の情報に触れるようにしましょう。
以上のことから、イーデザイン損保は大変バランスの取れた自動車保険を提供する保険会社だといえそうです。
これから自動車保険に加入する予定がある方、満期日が近付いており保険会社の乗り換えを考えている方は、イーデザイン損保を候補の1つとして挙げることをおすすめします。
私は年間で57,230円の保険料を支払っていましたが、保険スクエアbang!という一括見積もりサイトを利用して、保険料を20,630円まで安くすることに成功しました。
保険スクエアbang!は、見積もり結果がブラウザ上に表示されるので、すぐに保険料を知りたい方にはかなり便利なサービスだと思います。
ちなみに、難しいことは一切していません。3分くらいで出来てしまいました。見積もりサービスと聞くと、資料が大量に送られてくるんじゃないの?電話などの勧誘やセールスがくるんじゃないの?と思われるかもしれませんが、そんなことは一切ありませんでした。