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自動車保険料の平均相場はどれくらい?年齢別の月額・年間の保険料を調べてみた

自動車保険に加入する場合、もしくは自動車保険の乗り換えを考えている場合、平均相場を基準として保険会社を選択したいものです。

自動車保険の平均相場は、様々な要素を踏まえた上で確認することが重要です。とはいえ、どのようにして自動車保険の目安を確認すれば良いのでしょうか。

そこで今回は、年齢の違いによる保険料の相場を中心に取り上げながら、車の保険料と年齢の関係性、地域の関係性など詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてください。

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自動車保険料の平均相場ってどのくらいなの?

自動車保険の年間保険料は、契約内容の違い(年齢・等級・補償内容・特約の有無・補償範囲)、各保険会社が保険料を算出する際に基準としている項目の違いなど、あらゆるケースが想定されるため、平均相場を算出することは難しいというのが正直なところです。

とはいえ、予測をすることは可能となっています。たとえば、損害保険料率算出機構が公開している統計データを用いて、自動車保険の平均保険料を算出する方法等があります。

損害保険料率算出機構とは、参考純率の算出などを行っている料率団体のことです。多くの保険会社では、参考純率を基準に保険料を算出しています。

損害保険料率算出機構が発表した統計データ(平成26年度)を基に、自動車1台あたりの保険料を計算した結果、
・普通自動車(3ナンバー)は約8万円
・小型(5ナンバー)は約6万円
・軽自動車は約5万円

程度でした。

また、保険会社が平均保険料を公開しているケースもあるため、そのようなデータを参考にするのも1つの方法です。たとえばSBI損保の場合、公式WEBサイト上で保険料の相場を以下の表の通り案内しています。

年代別
平均保険料
車両保険なし 車両保険あり
25歳男性
65,758円
118,021円
30歳男性
39,638円
71,744円
35歳男性
39,661円
74,705円
40歳男性
38,556円
71,763円

出典:SBI損保公式WEBサイト

※保険始期日が2015年10月1日以降で、SBI損保を新規で契約した方の集計データを基に算出したものです。(2016年3月31日時点)

全ての保険会社で、上記のように案内しているわけではありませんが、WEBサイトを覗いて自動車保険の平均相場を案内していないか、確認してみることをお勧めします。

年齢別『20代、30代、40代、50代』の保険料平均相場を調べてみた!

ここでは、年齢別『20代、30代、40代、50代』ごとの保険料平均相場をみていくことにします。

アクサダイレクトの見積もりツールを利用して、保険料を算出しました。順番に見ていくことにしましょう。

20代の自動車保険料の相場

見積もり前提条件

●年齢:25歳
●都道府県:東京
●免許の色:ブルー
●走行距離:5,000km以上10,000km未満
●ノンフリート等級:9等級

排気量:車種 車両保険なし 車両保険あり
「車対車+A」
車両保険あり
「一般」
660cc以下:ダイハツ タント
39,090円
53,510円
70,670円
661cc~1500cc以下:トヨタ アクア
54,540円
76,320円
100,210円
1501cc~2000cc以下:トヨタ プリウス
46,730円
72,840円
102,170円
2001cc~2500cc以下:ホンダ オデッセイ
41,980円
65,380円
92,560円
2501cc以上:トヨタ アルファ-ド
50,170円
80,420円
114,940円

基本的に、排気量が多くなるほど保険料は高くなりますが、2001cc~2500ccのみ車両保険の有無に関係なく保険料が安くなっています。

保険料を抑えたい場合、車両保険を外す方法が一般的ではありますが、『車対車+A』を選択することで、2万円から3万円程度保険料を抑えることができそうです。

このあと、他の年代の保険料も見ていきますが、20代の保険料は全体的に見て、免許も取ったばかりの初心者が多く、事故率が最も高い年代のため、非常に高く設定されています。他の年代の場合、車両保険をつけないと2万円台に収まるケースが目立ちますが、20代は最も安くても39,090円です。

30代の自動車保険料の相場

見積もり前提条件

●年齢:35歳
●都道府県:東京
●免許の色:ブルー
●走行距離:5,000km以上10,000km未満
●ノンフリート等級:12等級

排気量:車種 車両保険なし 車両保険あり
「車対車+A」
車両保険あり
「一般」
660cc以下:ダイハツ タント
24,040円
32,110円
39,320円
661cc~1500cc以下:トヨタ アクア
31,390円
41,340円
53,140円
1501cc~2000cc以下:トヨタ プリウス
28,520円
40,790円
54,500円
2001cc~2500cc以下:ホンダ オデッセイ
25,260円
37,610円
49,170円
2501cc以上:トヨタ アルファ-ド
29,300円
43,780円
61,270円

30代の保険料で最も高いのは、車両保険あり(一般)の61,270円です。先ほどの20代の保険料と比較すると、断然安いことが分かります。

また、車両保険なしと、車両保険あり『車対車+A』、車両保険あり(一般)の保険料の差は、20代ほど大きくありません。

40代の自動車保険料の相場

見積もり前提条件

●年齢:45歳
●都道府県:東京
●免許の色:ブルー
●走行距離:5,000km以上10,000km未満
●ノンフリート等級:17等級

排気量:車種 車両保険なし 車両保険あり
「車対車+A」
車両保険あり
「一般」
660cc以下:ダイハツ タント
21,610円
28,740円
34,760円
661cc~1500cc以下:トヨタ アクア
27,730円
37,350円
45,510円
1501cc~2000cc以下:トヨタ プリウス
25,400円
36,050円
46,740円
2001cc~2500cc以下:ホンダ オデッセイ
22,690円
33,550円
43,240円
2501cc以上:トヨタ アルファ-ド
26,030円
38,600円
52,710円

先ほどの30代の保険料と比較すると、40代の保険料の方が安くなるものの、極端な差は見られませんでした。

ただし、車両保険をつけても3万円~4万円台にほぼ収まるため、30代よりも保険料を節約することができそうです。

一方、20代の保険料を比較した場合ですが、40代の保険料は半額以下もしくは半額近い保険料となりました。

50代の自動車保険料の相場

見積もり前提条件

●年齢:55歳
●都道府県:東京
●免許の色:ゴールド
●走行距離:5,000km以上10,000km未満
●ノンフリート等級:20等級

排気量:車種 車両保険なし 車両保険あり
「車対車+A」
車両保険あり
「一般」
660cc以下:ダイハツ タント
16,660円
22,090円
26,990円
661cc~1500cc以下:トヨタ アクア
21,300円
28,580円
34,780円
1501cc~2000cc以下:トヨタ プリウス
18,900円
27,660円
35,730円
2001cc~2500cc以下:ホンダ オデッセイ
17,020円
25,190円
33,530円
2501cc以上:トヨタ アルファ-ド
20,020円
29,200円
39,050円

50代の保険料ですが、上記の表のとおり最も安い年代であることが分かります。また、車両保険なしと車両保険ありの保険料の差があまりないため、比較的気軽に車両保険をつけることができそうです。

ちなみに、30代・40代の保険料と比較した場合ですが、極端な差は見られません。大きく異なるのは、20代の保険料と比較した場合です。排気量によっては、最大3倍近く保険料が異なる結果となりました。

以上のことから、保険料を算出する際に、年齢は大きな影響を与えているといえそうです。

車の保険料と年齢の関係について

ここでは、車の保険料と年齢の関係について、詳しく解説していくことにします。抑えておきたい要点を以下にまとめました。参考にしてください。

保険料が安くなりやすい年代は?

前項で保険料を算出した際、最も安かったのは50代でした。世間一般的にはどうかというと、40代・50代が最も安くなるといわれています。なぜなら、事故率が低い年代だからです。参考までに以下の図をご覧ください。

警察庁交通局『平成26年中の交通事故の発生状況』より引用

上図は、警察庁交通局が発表した、平成26年度の交通事故発生状況をまとめたものです。50~59歳の交通事故件数が最も少ないことが分かります。

次に事故件数が少ないのは60~64歳ですが、60代以降に関しては必ずしも保険料が安くなるとは限りません。

なぜなら、運転中の判断ミスによって事故を起こすケースが散見されるからです。60代の次に事故件数が少ないのは40~49歳ですが、このあたりの年代は、結婚をして家族を持っているケースが多く、慎重に運転をする傾向にあるといわれています。

以上のことから、40代・50代の自動車保険料は、安くなりやすいといえるのです。

保険料が高くなりやすい年代とは?

次に保険料が高くなりやすい年代ですが、先ほどの事故件数の結果と、「年齢別『20代、30代、40代、50代』の保険料平均相場とは?」の項で算出した20代の保険料の結果から、10代・20代の保険料が高くなりやすいといえそうです。

免許証を取得してからあまり年月が経過していないため、運転操作に慣れていないことが事故件数の多さに繋がっています。

ただし、先ほどご紹介した事故件数の結果には、原付事故も反映されているため、16~24歳の事故件数はもう少し減少しそうです。とはいえ、他の年代と比較すると、事故を起こしやすい年代であることに変わりはありません。

保険料が安くなる年齢条件区分について

『自動車保険料の平均相場ってどのくらいなの?』の項で、年齢条件区分について少し触れましたが、この項では更に詳しくみていくことにします。

損害保険料率算出機構の区分を、そのまま利用しているケースが目立ちますが、保険会社ごとで若干異なるのが現状です。主に、以下の3パターンとなります。

ケース1 ケース2 ケース3
年齢条件
年齢を問わず補償
年齢を問わず補償
年齢を問わず補償
21歳以上補償
21歳以上補償
21歳以上補償
26歳以上補償
26歳以上補償
26歳以上補償
30歳以上補償
35歳以上補償

全年齢補償、もしくは年齢を問わず補償の保険料が最も高く、年齢が高くなるにつれて保険料は安くなります。

また、保険会社によって、記名被保険者の年齢ごとに更に細かく保険料を区分していることがあります。たとえば、損保ジャパン日本興亜、東京海上日動の場合は以下のとおりです。

損保ジャパン日本興亜の場合

運転者年齢条件 「全年齢補償」または
「21歳以上補償」
「26歳以上補償」または
「35歳以上補償」
記名被保険者
年齢別料率区分
23歳以下 24歳~29歳 30歳以上 29歳以下 30歳~39歳 40歳~49歳 50歳~59歳 60歳~69歳 70歳以上

運転者の年齢条件が同一でも、記名被保険者の年齢で保険料率の区分を細かく分けていることが分かります。なお、保険料率は公開されていませんでした。

東京海上日動の場合

年齢条件区分 記名被保険者年齢区分
年齢を問わず補償
-
21歳以上補償
-
26歳以上補償
30歳未満 ※1
30歳以上40歳未満
40歳以上50歳未満
50以上60歳未満
60以上70歳未満
70歳以上
35歳以上補償
30歳未満
30歳以上40歳未満
40歳以上50歳未満
50以上60歳未満
60以上70歳未満
70歳以上

※1:記名被験者が30歳未満で、実際に車を運転する方の年齢が35歳以上の場合などが該当します。

損保ジャパン日本興亜とは異なり、年齢を問わず補償(損保ジャパン日本興亜の場合は『全年齢補償』)と21歳以上補償は細分化されていません。しかし、26歳以上補償と35歳以上補償は細かく区分されています。

このように、保険会社ごとで区分は異なるため、保険料を抑えたい場合は年齢条件区分が細かく設定されている保険会社を選択することが重要です。

ただし、保険会社によって区分を詳しく案内していないことがあります。詳細は、各保険会社に問い合わせるようにしてください。

車の保険料と地域の関係について

自動車の保険料は、住んでいる都道府県によっても差が表れます。なぜなら、地域ごとで事故率は異なるため、おのずと事故リスクが変動するからです。参考までに、以下の図をご覧ください。

自賠責保険(共済)都道府県別損害調査受付件数

都道府県 2015年度
東京
157,732件
大阪
107,978件
愛知
94,548件
福岡
79,301件
神奈川
63,175件
埼玉
58,968件
千葉
53,058件
兵庫
49,390件
静岡
45,629件
北海道
43,653件

2016年度『自動車保険の概況』より引用

上記は、損害保険料率算出機構が発表した2016年度『自動車保険の概況』の一部です。自賠責保険(共済含む)の、都道府県別『損害調査受付件数(2015年度)』をまとめたものとなります。

自賠責保険は、自動車保険(任意保険)よりも優先的に支払われる保険です。自動車事故を起こした際、必ず保険請求をするとは限りませんが、交通事故が多い都道府県ほど自賠責保険を利用するケースは増えます。

ちなみに、損害調査受付件数とは、自動車事故で自賠責保険の請求を行った際、保険金支払いに該当するか等を調査した件数のことです。

上図の結果から、東京の件数が最も多いことが分かります。続いて、大阪、愛知、福岡の件数が多くなっています。ちなみに、件数が少ない地域は、鳥取、島根、秋田でした。

参考までに、実際の保険料はどのくらい異なるのか、東京と秋田の保険料をシミュレーションしてみることにしましょう。(アクサダイレクトのツールを利用)

見積もり前提条件

●免許の色:ブルー(55歳のみゴールド)
●走行距離:5,000km以上10,000km未満
●年齢:25歳(9等級)、35歳(12等級)、45歳(17等級)、55歳(20等級)

年齢 排気量 地域 車両保険なし 車両保険あり
「車対車+A」
車両保険あり
「一般」
25歳 660cc以下:ダイハツ タント
東京
39,090円
53,510円
70,670円
秋田
36,260円
49,520円
66,480円
2501cc以上:トヨタ アルファ-ド
東京
50,170円
80,420円
114,940円
秋田
45,120円
75,050円
109,170円
35歳 660cc以下:ダイハツ タント
東京
24,040円
32,110円
39,320円
秋田
21,940円
29,930円
37,030円
2501cc以上:トヨタ アルファ-ド
東京
29,300円
43,780円
61,270円
秋田
27,530円
41,830円
58,110円
45歳 660cc以下:ダイハツ タント
東京
21,610円
28,740円
34,760円
秋田
19,820円
26,880円
33,810円
2501cc以上:トヨタ アルファ-ド
東京
26,030円
38,600円
52,710円
秋田
24,640円
37,070円
49,990円
55歳 660cc以下:ダイハツ タント
東京
16,660円
22,090円
26,990円
秋田
15,410円
21,790円
25,620円
2501cc以上:トヨタ アルファ-ド
東京
20,020円
29,200円
39,050円
秋田
18,370円
28,440円
37,150円

上記の表のとおり、東京よりも秋田の方が保険料は安くなる結果となりました。このように、極端に保険料が変わるわけではありませんが、地域によって保険料は異なることが分かります。

転勤や引越しをした際は、保険料が高くなることがあるため注意しましょう。

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私は年間で57,230円の保険料を支払っていましたが、保険スクエアbang!という一括見積もりサイトを利用して、保険料を20,630円まで安くすることに成功しました。

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ちなみに、難しいことは一切していません。5分くらいで出来てしまいました。見積もりサービスと聞くと、資料が大量に送られてくるんじゃないの?電話などの勧誘やセールスがくるんじゃないの?と思われるかもしれませんが、そんなことは一切ありませんでした。

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