自動車保険は、年齢、運転者の範囲、走行距離、事故歴、免許証の色、使用目的、補償内容等、様々な要素を踏まえた上で算出されます。そのため、一番安い自動車保険は、人によって異なるものです。
そこで当ページでは、実際に自動車保険会社14社を見積もりし、独自のランキングを作成しました。
上位にランクインした保険会社の特徴、口コミもご紹介していますので、保険料が安い自動車保険をお探しの方は、ぜひ参考にして頂ければと思います。
安い自動車保険のランキングを作成するにあたり、以下の見積もり条件で保険料を算出しました。ランキングと併せて、まずは以下の表をご覧ください。
試算条件 | ||
---|---|---|
被保険者の設定 | 年齢 |
41歳 |
ノンフリート等級 |
11等級 |
|
運転者年齢条件 |
35歳以上補償 |
|
車 |
トヨタ ノア 初度登録年月 平成17年12月 |
|
免許の色 |
ブルー |
|
使用目的 |
日常生活・レジャー |
|
年間走行距離 |
3,000km~5,000km |
|
基本補償設定 | 対人賠償 |
無制限 |
対物賠償 |
無制限 |
|
人身傷害 |
3,000万円 |
|
搭乗者傷害 |
0円 |
|
車両保険 |
なし |
|
特約 | 家族限定特約 |
順位 | 保険会社名 | 年間自動車保険料 |
---|---|---|
1 | SBI損保 |
23,570円 |
2 | 三井ダイレクト損保 |
25,470円 |
3 | アクサダイレクト |
25,930円 |
4 | チューリッヒ |
26,365円 |
5 | ソニー損保 |
27,980円 |
6 | イーデザイン損保 |
28,320円 |
7 | セゾン自動車火災保険(おとなの自動車保険) |
28,390円 |
8 | セコム損保 |
33,040円 |
9 | そんぽ24 |
34,370円 |
10 | 朝日火災 |
39,870円 |
11 | 損保ジャパン日本興亜 |
43,240円 |
12 | 三井住友海上 |
45,570円 |
13 | あいおいニッセイ同和 |
45,830円 |
14 | 東京海上日動 |
48,300円 |
上記の見積もり内容で保険料を算出したところ、SBI損保が最も安い結果となりました。また、7位のセゾン自動車火災保険までの保険料は、2万円台に収まっていることが分かります。
自動車保険が安い保険会社のランキングをご覧いただくと分かるとおり、ネット通販型の自動車保険が特に安いといえそうです。
自動車保険の中で、ネット通販型の保険料が安い理由は、人件費や店舗の運営コストがあまり掛らないことにあります。
また、今回なぜSBI損保が1位になったのかというと、リスク細分型の自動車保険であることが深く関係しているといえそうです。
補償内容や限度額を細かく設定できるほか、事故リスクが低い方ほど保険料が安くなる仕組みとなっているため、今回のように契約条件によって極端に安くなることは珍しくありません。
また、保険料が割高になりやすい車両保険を外していることも、保険料の安さに繋がっています。なお、事故リスクを判断する上で非常に重要視されているのは、主に年齢・契約車両の種類・等級・事故歴です。
つまり、年齢が40代前後、事故率の低い契約車両に乗っていること、等級が高いこと、事故歴がないことが、ダレクトに保険料の安さにつながります。
そのため、上記に該当しない方は、リスク細分型の保険会社を利用しても、保険料はあまり安くならないことがほとんどです。
以上のことから、今回のように複数の保険会社の見積もりを算出し、補償内容、補償範囲、ロードサービスの内容、事故対応の内容等も確認した上で、最も保険料が安い保険会社を選択するようにしましょう。
ちなみに、安い自動車保険を探す際、ランキング上位の保険会社を安易に選ばないようにしてください。
なぜ上位にランクインしたのか理由を確認した上で、自動車保険が安い保険会社を比較することがポイントとなります。
自動車保険が安いからといった理由だけで、誰に対してもおすすめできるわけではありませんが、自動車保険が安い保険会社を比較しながら、各社の特徴をみていくことにしましょう。
また、自動車保険のランキングで、保険料が安いことが分かった上位5社の口コミ、口コミのまとめも参考にしてください。
契約車両、運転者の条件など、ライフスタイルに合わせた細かな設定が可能となっています。また、年間の走行距離が長くても、保険料が極端に上がらない点も魅力です。
どの保険会社も、事故受付は24時間365日です。最も重要なのは、初期対応時間となります。初期対応とは、事故報告を受けた後、相手方への連絡、修理工場への連絡、病院への連絡等、保険会社が行う最初の対応のことです。
事故受付をしたからといって、すぐに初期対応が行われるわけではなく、土日祝日や遅い時間帯は対応していない保険会社が少なくありません。
その点、SBI損保は『平日19時まで。土日祝日17時まで』と、他社よりも受付時間が長いため、迅速な対応を期待することができます。
2017年3月時点で、全国約9,580箇所ものサービス拠点があります。そのため、事故による契約車両のトラブルがあっても、比較的短い時間で現場まで駆けつけてもらうことが可能です。
三井ダイレクトは、三井住友海上と同じ事故受付センターで対応しているため、対応品質が高い点が魅力です。また、1事故ごとに専任スタッフが対応するため、同じ担当者に相談をしながら、事故解決を図ることができます。
なお、保険金が支払われるまでに掛る日数が、平均34.9日、30日以内の支払率は61.4%(共に車両保険の場合)と比較的短いことから、スムーズな事故解決を希望する方に最適です。
三井ダイレクトの初期対応時間は9時から19時までとなっており、平日、土日祝日、年末年始で受付時間は変わりません。そのため、初期対応時間の受付時間を重視する方に最適です。
三井ダイレクトの場合、年間の走行距離に関係なく保険料が決まるため、長距離を走る方は保険料を節約できる可能性が高くなります。
事故により加害者、もしくは被害者となった場合、必要に応じて担当者と面談をしながら直接相談することができます。また、相手型への自賠責保険金の請求手続きサポートを依頼することも可能です。
2016年の年間事故対応件数は100,641件(アクサダイレクト調べ)であり、経験豊富なスタッフがチーム体制で事故のサポートを行っています。また、土日祝日に関係なく対応してもらうことができるため、安心して事故処理をお任せすることが可能です。
アクサダイレクトは、リスク細分型の自動車保険です。そのため、ライフスタイルに合わせて契約内容を自由に変更することができます。また、公式WEBサイト上で、補償の選び方のポイントを詳しく案内していることから、自動車保険に詳しくない方でも安心です。
チューリッヒの場合、対人・対物賠償、人身傷害保険、車両保険をベースとして、対物超過、弁護士費用、ロードサービスの特約が基本となっているため、シンプルな補償設計にして更に保険料を抑えたい30代・40代の方に最適です。
20時までの事故受付であれば、1時間以内に担当者から連絡を貰うことができます。事故の内容によって、その日のうちに対応が可能となるケースもあるため、迅速な解決を希望する方に最適です。
また、保険金の支払い期間を短縮することに力を入れており、手続き完了後は最短当日支払いを実現しています。
チューリッヒのロードサービスは、自動車保険業界でトップクラスの内容です。無料で利用することができるサービスが多く、旅行のキャンセル費用やペットのサポート等、他社では扱っていないサービスも充実しています。
24時間365日事故受付をしている点は他社と変わりませんが、20時までに受付が完了した場合は、その日のうちに初期対応を行うことが可能です。このサービスのことを、『即日安心365サービス』と呼びます。
また、平日の9時から17時までであれば、1時間以内に専任の担当者から連絡があり、迅速な事故対応が可能です。
ソニー損保の最大の特徴は、走行距離によって保険料が変動する点にあります。距離区分が7区分と多いため、あまり車を使わない方ほどお得です。
なお、実際に走行した距離が1,000km以上少なかった場合は、翌年の保険料から差額保険料に相当する金額が割引される仕組み(くりこし割引)となっています。くりこし割引はソニー損保独自のサービスであり、他社では扱っていません。
ダイレクト型の自動車保険の場合、代理店型の自動車保険と比較すると事故対応が悪いといった印象を持つ方が目立ちます。しかし、ソニー損保の事故対応には定評があり、他社と比較すると極端に悪い口コミはありません。
また、コールセンターのオペレーターの対応品質が高い点も、ソニー損保の特徴の1つだといえます。
5社の口コミの特徴は、主に3つあります。
5社すべてに共通していることは、補償内容を自由にカスタマイズすることができる点です。また、補償内容と保険料の費用対効果を重視している方が散見されました。
自動車保険はライフスタイルによって契約内容が大きく変わるため、特に40代の方は補償内容の充実度だけではなく、補償内容を自由に設計できる保険会社を選ぶ傾向にあります。
また、補償内容を自由に設計できる自動車保険の場合、保険料を節約しやすいといったメリットもあるものです。
そのため、自動車保険に詳しくない方は、口コミの良し悪しだけに注目せずに、補償内容の種類、充実度、設計の自由度をチェックすることをお勧めします。
一昔前の自動車保険の場合、現在ほどロードサービスは充実していませんでした。しかし、今回の口コミからも分かるとおり、ロードサービスの内容を重要視する方が多数存在することが分かります。
基本的に、無料対応となっている保険会社がほとんどですが、たとえばガソリンの補給、無料対応となるレッカー移動の距離、事故現場から移動する際の交通費や宿泊費負担など、細かな点でサービス内容に違いがあるものです。
そのため、口コミを参考にした上で、要望に沿ったロードサービスを提供している保険会社を選ぶことがポイントとなりそうです。
事故対応の迅速さ、担当者の対応品質は多くの方が最重要視しているポイントです。事故対応に問題を感じた方は、即保険会社を乗り換えるケースが目立つため、事前に事故対応の評判をしっかりとチェックすることが重要だといえます。
ただし、どの保険会社でも、事故対応に関連する悪い口コミは散見されます。口コミを参考にする際は、初期対応の迅速さ、担当者のレベルの高さ、電話応対の質を細かくチェックするようにしましょう。
ちなみに総合的に見て、良い口コミが目立った保険会社は、ソニー損保、三井ダイレクト、アクサダイレクトの3社でした。
保険料に関しては、契約内容によって異なるため、3社とも極端に安くなるとは言い切れませんが、補償内容の充実度、費用対効果の高さ、事故対応に関する評価は他社よりも高い傾向にあります。
以上、自分にとって1 番安い自動車保険を選ぶ際は、保険料が安い自動車保険をランキングのみで判断することは避けた方が賢明です。トータルのバランスを見た上で、加入先を判断するようにしましょう。
私は年間で57,230円の保険料を支払っていましたが、保険スクエアbang!という一括見積もりサイトを利用して、保険料を20,630円まで安くすることに成功しました。
保険スクエアbang!は、見積もり結果がブラウザ上に表示されるので、すぐに保険料を知りたい方にはかなり便利なサービスだと思います。
ちなみに、難しいことは一切していません。5分くらいで出来てしまいました。見積もりサービスと聞くと、資料が大量に送られてくるんじゃないの?電話などの勧誘やセールスがくるんじゃないの?と思われるかもしれませんが、そんなことは一切ありませんでした。