自賠責保険の加入手続きは、自動車販売店や整備工場などが主流です。しかし、自分で車検に出す場合、事前に必要書類や一連の流れを把握しておくことがポイントとなります。
そこで今回は、自賠責保険の加入方法について取り上げながら、必要書類や加入手続きの流れ、車の名義を変更した場合の自賠責保険の加入方法など、詳しく見ていくことにしましょう。
自賠責保険に加入する際は、まず「加入に必要な書類」「自賠責保険の加入場所」の2つを押さえておきましょう。要点を以下にまとめましたので、参考にしてください。
国土交通省が運営しているポータルサイト「自動車総合安全情報」で案内されていた、自賠責保険の加入に必要となる書類内容は以下のとおりです。
自動車車検証(車検証)、現在契約中の自賠責(共済)証明書
原動機付自転車:標識交付証明書、現在契約中の自賠責保険(共済)証明書
125cc以上250cc以下のバイク(軽二輪):軽自動車届出済証、現在契約中の自賠責保険(共済)証明書
損保ジャパン日本興亜では、任意保険だけではなく自賠責保険も取扱っています。公式WEBサイトで案内されていた、必要書類は以下のとおりです。
車体番号や登録番号など自動車の情報が分かる書類
現在、自賠責保険の契約がある場合に限る
自賠責保険の場合、現金での前払いとなる。ただし、「i自賠(バイク専用の自賠責保険)」は、クレジットカード払いのみ。
平成29年9月現在の自賠責保険料(普通自動車)は以下の通りです。
60ヵ月 | 48ヵ月 | 36ヵ月 | 24ヵ月 | 12ヵ月 | |
---|---|---|---|---|---|
自家用乗用自動車 | - |
- |
35,950円 |
25,830円 |
15,520円 |
軽自動車(検査対象車) | - |
- |
34,820円 |
25,070円 |
15,130円 |
小型二輪自動車(250cc越) | - |
- |
14,690円 |
11,520円 |
8,290円 |
軽二輪自動車(126cc~250cc) | 22,510円 |
19,140円 |
15,720円 |
12,220円 |
8,650円 |
原動機付自転車(125cc以下) | 16,990円 |
14,690円 |
12,340円 |
9,950円 |
7,500円 |
離島以外の地域(沖縄県を除く)の自賠責保険料(共済掛金)
参照:「政府広報オンライン:平成29年9月現在」
自賠責保険の保険料は、「本土」「離島」「沖縄県」「沖縄県の離島」の4つに分かれており、上記の表は「本土」の自賠責保険料となります。本土以外の方は、保険会社などに問い合わせて確認してください。自賠責保険料は、どの保険会社も同じです。
自分の自動車で自賠責保険に加入する際、どのような場所で手続きができるのでしょうか。詳細を以下にまとめました。
一般的に、自動車を購入したり車検を受ける際、自賠責保険の代理店となっている販売店、修理工場などで自賠責保険への加入手続きを行うケースが目立ちます。
また「ユーザー車検」を利用している方は、車検と併せて自賠責保険の加入手続きを行っていることもあるようです。ユーザー車検とは、自分の車を陸運局などに持ち込み、継続車検を受けることを指します。
ここで1点注意したいのは、郵便局やコンビニからの自賠責保険の入り方についてです。郵便局やコンビニでは、車の自賠責保険は取扱っていません。あくまでも、排気量250cc以下のバイクのみです。
インターネットからの加入についても、排気量250cc以下のバイクであれば契約を完結させることができますが、自動車は完結することができません。
これは、車検の期限と大きく関係しています。そもそも車検に通すためには、先に自賠責保険に加入しておく必要があります。この2つの時期を合わせなければならないのです。
もしも時期がずれてしまった場合、更新手続きに手間が掛るほか、どちらか一方の期限が切れた状態で運転をしてしまう危険性があります。一方、排気量250cc以下のバイクには、車検がありません。
そういった事情から、郵便局やコンビニでは車の自賠責保険を取扱っていないのが現状なのです。
自賠責保険に加入する際、必要となるものについてはすでに述べたとおりです。この項では、更新時に必要となるものや情報に焦点を当てながら、詳しく解説していきます。
前述したとおり、自動車の自賠責保険はコンビニから加入することはできません。対象となるのは、以下のバイクのみです。
念のため、大手のコンビニ(セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート)の公式WEBサイトを確認しましたが、「車の自賠責保険の加入は、コンビニで手続きできない」旨を案内しているケースが散見されます。
そのため、自賠責保険に加入する際は、コンビニではなく車の整備工場や自動車販売店などから手続きを行ってください。
参考までに、自賠責保険(バイク)にコンビニから加入する方法について、見ていくことにしましょう。バイクの自賠責保険を取扱っている主なコンビニは、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートです。
なお、自賠責保険に加入する際、コンビニから手続きを行うのであれば、必要なものは特にありません。ただし、満期による更新手続きを行う際は、「満期案内ハガキ」が必須です。
自賠保険を扱う場所によっても、更新時の必須書類は変わるため、コンビニに直接問い合わせることをおすすめします。
今回は、セブンイレブンの自賠責保険加入方法をご紹介します。なお、自賠責保険に加入する際の方法は、どのコンビニでもおおよそ同じ流れです。
セブンイレブンの場合、事前にネットから予約登録が可能です。補償開始日、契約者の氏名、住所、電話番号などを予約登録すると、店頭での手続きで手間が掛りません。
コンビニで自賠責保険に加入するメリットは、主に2つあります。
セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートでは、24時間365日いつでも自賠責保険に加入することができます。その場で自賠責保険のステッカーを貰うことも可能です。
セブンイレブンは「マルチコピー機」、ローソンは「Loppi(ロッピー)」、ファミリーマートは「Famiポート(ファミポート)」から加入手続きが可能です。操作は簡単ですので、初めての方でも心配はいりません。
個人間で車を譲渡した場合、元々車両を所有していた方の自賠責保険期間が残っているのであれば、改めて加入する必要はありません。また、名義が前所有者のままとなっていても、補償に影響が出ることはないのです。
つまり、車の名義変更をしなくても、法律的に問題はないといえます。これは、自賠責保険の補償対象が「契約車両」となっていることが関係しています。車の所有者が変わったからといって、補償が切れることはないのです。
ただし、1つ注意したいことがあります。事故で自賠責保険金を受け取ることになった際、車両の前所有者に対して支払われることになるのです。事故を起こしたタイミングで、自賠責保険の名義を変更することもできますが、手間がかかります。
そのため、できるだけ早めに名義を変更しておくようにしましょう。名義変更の手続方法は、各保険会社や共済組合ごとで異なります。実際の流れは、直接問い合わせて確認してください。必要となる書類は、以下のとおりです。
基本的に、車両の譲渡人と譲受人が書類に必要事項を記入し捺印したら、あとは保険会社に提出するだけで手続きは完了します。
車検切れ・自賠責保険の期限切れの状態から、自賠責保険に加入する方法は、それほど難しくはありません。すでに触れたとおり、両者はおおよそ同じ時期に期限が切れるよう、契約を済ませているケースが多いからです。
基本的な流れについて、詳しく見ていくことにしましょう。
車検に通すためには、まず自賠責保険に加入する必要があります。
保険会社、整備工場、ディーラーなど、車検を取扱っているところで手続きを行います。自分で運輸局に車を持ち込むことも可能です。ただし、その際は仮ナンバー(自動車臨時運行許可)を取得する必要があります。
仮ナンバーがないと、一般道を走行することはできません。仮ナンバーの取得方法ですが、お住まいの地域、もしくは車が置いてある所轄の市区町村役場で手続が可能きです。必要となる持ち物は、以下の通りとなります。
手続きは以上です。自力で一通りの手続きを行う自信がない方は、車検を出す整備工場などにすべてお任せした方が無難です。
私は年間で57,230円の保険料を支払っていましたが、保険スクエアbang!という一括見積もりサイトを利用して、保険料を20,630円まで安くすることに成功しました。
保険スクエアbang!は、見積もり結果がブラウザ上に表示されるので、すぐに保険料を知りたい方にはかなり便利なサービスだと思います。
ちなみに、難しいことは一切していません。5分くらいで出来てしまいました。見積もりサービスと聞くと、資料が大量に送られてくるんじゃないの?電話などの勧誘やセールスがくるんじゃないの?と思われるかもしれませんが、そんなことは一切ありませんでした。