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自賠責保険の保険期間の決め方は車検+1ヶ月が一般的? - 25ヶ月や37ヶ月の理由について

自賠責保険の保険期間は、初回のみ「車検+1ヶ月」とするケースが大半となります。なぜ、初回だけ車検期間よりも1カ月長く契約するのでしょうか。また初回だけではなく、更新時も1カ月分長く契約しなければならないのでしょうか。

そこで今回は、自賠責保険の保険期間の決め方について取り上げながら、初回契約時のみ「車検+1ヶ月」とする理由、自賠責保険に25カ月や37カ月が設けられている理由など、詳しく解説していきます。

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自賠責保険の保険期間について

自賠責保険は、法律上、強制加入が義務づけられている保険です。そのため、「強制保険」と呼ばれることもあります。日本国内の一般道を走行する場合、必ず自賠責保険に加入していなければなりません。

また車検に通す際、自賠責は先日付契約となるため、車検に出す前に自賠責保険の契約を済ませておくのが通例となっています。

一般的に自動車を購入した際、ディーラーや自動車販売店などで車検を取得しますので、併せて自賠責保険にも加入するケースがほとんどです。

ディーラーや自動車販売店などで手続きを行った場合、車検費用の内訳をみると法定費用の中に「自動車重量税・検査手数料・自賠責保険料」も記載されているはずです。自ら手続きを行う方法もありますが、車検や自賠責保険に詳しい方のみとなります。

なお、自賠責保険の場合、自賠責保険の代理店(ディーラーや自動車販売店など)、自賠責保険会社、共済組合から加入できますが、保険料は一律です。取扱い保険会社が異なることによって、保険料が変動することはありません。

以上のことから、自賠責保険の保険期間に関しては、車検期間に合わせて加入すれば良いと押さえておきましょう。ちなみにバイクの自賠責の場合、バイクの種類によって自賠責保険の契約期間は異なります。原付、125cc以上250cc以下のバイクは車検が不要です。

つまり、250cc以上のバイクに乗る場合のみ、車検期間に合わせて自賠責保険に加入すれば良いということになります。

自賠責保険の補償期間はいつ始まっていつ終わる?

自賠責保険の保険期間は、いつ始まっていつ終わるのか事前に押さえておく必要があります。あくまでも一般的なお話となりますが、新車で自動車を購入した場合、中古車を購入した場合、または車検期間を更新する場合とでは、加入時期が変わってくるものです。

順番に詳しくみていくことにしましょう。

新車で自動車を購入した場合

新車で自動車を購入して自賠責保険に加入する場合は、36カ月以上の自賠責保険に加入します。なぜなら、初回の車検は3年間となっているからです。

車検期間と自賠責保険期間を合わせることで、次回の更新手続きが容易となるほか、更新のタイミングを間違えるリスクを避けることができます。そのため新車の場合は、自賠責と車検期間の契約タイミングを合わせるケースが一般的となっているのです。

ちなみに、車検をディーラーや自動車販売店、自動車整備工場へ依頼するのではなく、自分で運輸支局に持ち込んで車検を受けることも可能となっています。その際は、車検だけに限らず自賠責保険の更新も自ら手続きを行わなければなりません。

多くの場合、運輸支局の中に自賠責保険の代理店が入っていたり、運輸支局の周辺に代理店が出ていますので、そちらで手続きを行う人が多いようです。

中古車を購入した場合

中古車を購入した場合、すでに車検を受けているケースがあります。購入した車によって残された車検期間は異なるため、車検期間に合わせて自賠責保険に加入してください。

たとえば、12カ月、24カ月で自賠責保険に加入するなど様々です。自動車を購入する中古車販売業者に相談の上、適切な保険期間で契約をするようにしましょう。

自賠責保険の期間が分からないときは、「自賠責保険の保険証明書」の内容を確認すれば、有効期限がすぐに分かるようになっています。

なお、自賠責保険は「日単位」での加入ができない保険となっています。後から追加で加入することはできますが、1カ月単位での追加となり、保険料が高くつくためおすすめできません。

車検期間を更新する場合

車検を更新するタイミングで自賠責保険に加入する場合ですが、普通車や軽自動車は2回目以降の車検が2年単位となります。

つまり、車検期間2年に合わせて自賠責保険に加入すればよいのです。一般的には、24カ月以上の期間で加入するケースがほとんどとなります。

以上、自賠責保険の補償期間は、

車検の期間に合わせて加入する
新車の場合は初回3年契約で加入
車検2回目以降は2年契約で加入

上記3点を覚えておけば問題ありません。

自賠責保険は車検期間+1カ月にするのが一般的なの?

これまで解説してきたとおり、自賠責保険に加入する期間は「新車の場合は初回3年契約」「車検2回目以降は2年契約」が一般的です。

しかし、実際に自賠責保険に加入する場合、「25ヶ月」「37ヶ月」といった保険期間で契約をすることがあります。なぜ「車検期間+1カ月」で自賠責の契約をするのか、「25ヶ月」「37ヶ月」それぞれの理由について詳しくみていくことにしましょう。

そもそも車検期間+1カ月となっている理由ってなに?

「25カ月」「37カ月」について解説する前に、触れておきたいことが1つあります。車検と自賠責保険の有効時間には、ズレがあります。

車検証の有効時間:有効期間満了日の24時まで
自賠責保険の有効時間:有効期間満了日の正午12時まで

ご覧のとおり同日に満了日を迎えた場合、自賠責保険の方が先に有効期限が切れてしまうのです。

極端な話、有効期限満了日の午前中に自賠責保険の更新手続きが完了すれば、問題はありません。しかし、手続きがスムーズにいかずにトラブルが発生した場合、一時的に自賠責保険の期間切れとなります。

車検満了日と自賠責保険満了日が同じになってしまうと、更新する際に「自賠責保険切れ」で一般道を走行してしまうリスクがあるのです。

また先に触れたとおり、車検を受ける際は必ず自賠責保険に加入していなければならないといったルールがあります。以上のことから、自賠責保険の契約期間は余分に用意されているのです。

保険契約期間に25カ月がある理由について

上記の内容を踏まえた上で、保険契約期間に25カ月がある理由について詳しく見ていくことにしましょう。25カ月というのは「車検切れを起こしたとき」に必要となる自賠責保険期間です。

車検切れの車を知人などから譲受し、車検に通す際は車検期間2年で通すことになります。次回更新時、前述した有効期限の時間のズレによるトラブルを起こさないために、自賠責保険は25カ月で契約をするのです。

ちなみに、上記は「車検切れを起こしたとき」のお話ですが、車検切れを起こさない限り普通車や軽自動車で「25カ月」契約を利用することはありません。

新車で車を購入し、2回目以降に車検を受ける場合、自賠責保険の契約期間は24カ月です。なぜ25カ月ではなく、24カ月で契約するのかというと、初めて自賠責保険の契約をする際は、37カ月で契約をするケースがほとんどだからです。

つまり、車検期間よりも1カ月遅く自賠責保険の満了日がくることになります。そのため、初回契約時のように、有効期限の時間のズレを気にする必要がありません。以上の理由から、24カ月で更新手続きを行うことになるのです。

なお、キャンピングカーなどの特殊な車の場合、初回車検は3年ではなく2年です。自賠責保険に初めて加入する際は、「25カ月」をおすすめされるケースがほとんどとなります。

保険契約期間に37カ月がある理由について

おおよその内容は上記でお伝えしているため、この項では簡潔に要点だけお伝えします。たとえば自家用乗用車の場合、新車で車を購入した際は3年の車検期間に合わせて「37カ月」で自賠責保険の契約をします。

自賠責保険の契約期間が車検期間よりも1カ月長い理由は、先に述べたとおりです。

車検証の有効時間:有効期間満了日の24時まで
自賠責保険の有効時間:有効期間満了日の正午12時まで

上記のとおり、それぞれの満了時間にはズレがあり、車検期間中に自賠責保険が切れないようにという配慮から「自賠責保険の初回契約時は37カ月」で契約することがほとんどなのです。

あとから追加で自賠責保険に加入すると割高になる!

「自賠責保険の初回契約時に36カ月で契約しておいて、あとから1カ月追加契約することはできないの?」という方のために、少々補足します。

自賠責保険は月単位の契約が可能なため、自賠責保険の期間最短である1カ月で追加加入することは実質不可能ではありません。しかし、保険料はかなり割高となります。

たとえば、平成27年4月以降の保険料を例に挙げると、自家用乗用自動車の場合、37カ月契約は36,780円。36カ月契約は35,950円です。その差は830円となります。

36カ月で契約をしておいて、後から1カ月追加する際に830円だけ支払えばよいのかというと、そういうわけではありません。改めて1カ月契約をする必要があります。その場合、1カ月分の保険料は5,870円です。かなり割高になることが分かります。

以上のことから、普通車や軽自動車の場合、初回契約時は37カ月で契約をした方が良いのです。

自賠責の契約期間が長期になると保険料は割安になる!

自賠責保険の場合、契約期間が長くなるほどお得になる仕組みが採用されています。この項では、「2017年(平成29年度)4月1日以降が契約始期の場合」「2016年度(平成28年4月1日~平成29年3月31日)の場合」について、それぞれ詳しく見ていくことにしましょう。

なお、自賠責保険の保険料は全部で4区分に分かれています。「本土」「離島」「沖縄県」「沖縄県の離島」となっており、保険料は区分ごとで異なります。最も保険料が高いのは「本土」です。今回は、「本土」の保険料を参考にしながら解説していきます。

2017年(平成29年度)4月1日以降が契約始期の場合
36ヵ月 24ヵ月 12ヵ月
本土
35,950円
25,830円
15,520円
1年あたりの保険料
11,983円
12,915円
15,520円

上記のとおり、契約期間が長くなるにつれて、1年あたりの保険料が割安となっていくことが分かります。36カ月と12カ月を比較した場合、その差は3,537円です。

2016年度(平成28年4月1日~平成29年3月31日)の場合
36ヵ月 24ヵ月 12ヵ月
本土
39,120円
27,840円
16,350円
1年あたりの保険料
13,040円
13,920円
16,350円

上記のとおり、やはり契約期間が長くなる方がお得なことが分かります。36カ月と12カ月を比較した場合、その差は3,310円です。

中古車を購入したり、知人や友人などから車を譲受しない限り、12カ月契約をすることはありませんが、自賠責の契約期間が長期になると、保険料は割安になることを押さえておきましょう。

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