イーデザイン損保は、ダイレクト型自動車保険の中で人気が高い保険会社です。保険料が安く、補償内容や割引サービスが充実していることから、比較的評価が高い保険会社といえます。
今回はイーデザイン損保の事故対応にフォーカスしながら、実際の事故対応力やロードサービスの概要など、詳しく見ていくことにしましょう。
イーデザイン損保は、2009年に開業したダイレクト型自動車保険です。「三メガ損保」の中の1社である「東京海上グループ系列」の企業となります。
そのため、企業としてはまだ若いのですが、日本の損保業界のトップを走ってきた、東京海上グループの経験と実績、確かなノウハウを持ち合わせているといっても過言ではありません。
一番の特徴は、保険料の安さと事故解決能力の高さにあります。口コミ情報やランキングでは常に上位をキープしている他、他社よりもお得な割引サービスが充実しているため、保険料の節約を図りたい方に最適です。
事故解決能力については、東京海上グループのネットワーク、経験、事故対応における解決力をそのまま活用していることから、実際に事故対応を経験した方々から高く評価されています。
長年、代理店型の自動車保険しか利用してこなかった方でも、満足できる可能性が非常に高いといえます。
イーデザイン損保の注目ポイントは3つあります。
平日だけではなく、土日祝日も9時~20時まで初期対応を行っています。電話連絡の他、イーデザイン損保のスマホアプリ「事故現場コール」から連絡することもできるため、大変利便性が高いといえます。
契約者の方は、セコム事故現場急行サービスを無料で利用することができます。依頼すると、24時間365日セコムの処理員が事故現場まで駆けつけてくれるため安心です。
東京海上グループの全国ネットワークと連携しているため、事故受付から解決までスピーディーな対応が期待できます。
すべての契約に、無料で使うことができるロードサービスがついています。24時間365日利用可能です。
イーデザイン損保の事故対応の拠点は全国約9,300箇所あるため、車のトラブル時に素早く駆けつけてくれます。
イーデザイン損保の提携工場を利用すると、引取、納車、代車などのサービスが無料提供されます。提携修理工場の数は、全国1,100箇所です。
車の事故に限らず、日常でのからだの不調、悩みを相談することができるメディカルコールサービスが無料でついてきます。
新規契約、更新契約ともに、年間保険料が10,000円割引となります。他社の場合、更新契約時の割引額は新規契約よりも下がる傾向にあるため、保険料を節約したい方に最適です。
ダイレクト型自動車保険の中では、業界唯一の無事故割引を扱っています。
また、契約年数が増えるごとに割引率が高くなる継続割引もあるため、長期間契約するほど保険料は更に安くなります。
過去1年間に走った距離に応じて、6つの距離区分の中から選択できます。
合理的に保険料を計算することができるため、あまり車を使わない方や走行距離が短い方ほど保険料は安くなります。
続いてイーデザイン損保の事故対応の特徴を詳しく見ていくことにします。
対応時間 | ・24時間365日、電話とネットで受付可能 ・初期対応は9時~20時まで実施(土日祝も対応可) |
---|---|
初期対応の内容 | ・被害者(相手方)への連絡 ・代車の手配 ・医療機関への連絡 ・修理工場への連絡など |
サポート体制 | ・損害調査員:約1,500人 ・弁護士ネットワーク:約240人 ・提携修理工場:約1,100箇所 ・メディカルコールサービス:24時間365日 |
ここで注目したいのは、初期対応の受付時間です。保険会社によっては、平日のみ受け付けをしていたり、土日祝日は早い時間帯のみ受け付けをしていることがあります。
一方、イーデザイン損保の場合は、土日祝日も平日と同様に9時から20時まで営業しているため安心です。
イーデザイン損保が提供しているロードサービスの内容を、以下の表にまとめました。
特徴 | ・24時間365日受付可能 ・拠点数は全国約9,300箇所 |
---|---|
レッカーサービス | ・無料けん引距離 イーデザイン損保指定の最寄り修理工場まで:制限なし 自らが指定した修理工場、自宅まで:60kmまで ※クレーン作業などの特殊作業や重作業の費用、48時間を超える車両保険料は自己負担 |
現場での応急処置 | ・バッテリーのジャンピング(※1) ・カギ開け ・パンク時のスペアタイヤ交換 ・各種オイル、冷却水の補充 ・各種バルブ、ヒューズの取り替え ・ボルトの増し締め ・サイドブレーキの固着解除 ・その他、30分までの応急作業 ※1 保険開始日が2017年12月1日以降の契約は保険期間中1回のみ ※クレーン作業などの特殊作業や重作業の費用、48時間を超える車両保険料は自己負担 |
引き上げ・引き降ろしサービス | ・落輪、縁石に乗り上げてしまった際、車の引き上げや引き下ろし作業を行う。 ※落輪、乗り上げに条件あり |
燃料切れ時 ガソリン配達サービス |
・ガス欠になった際、ガソリンまたは軽油10リットルを無料で配達してもらえる。 (保険期間中1回のみ) |
故障相談サービス | ・車の故障やトラブルに対して、スタッフが電話で適切なアドバイスを行ってくれる |
情報提供サービス | 知らない土地で事故に合った場合、近隣の宿泊施設、帰りの交通手段、レンタカー会社、ガソリンスタンドなどの情報を電話で案内してもらえる。 費用は自己負担。 ・帰宅手段案内 ・修理入庫先案内 ・24時間営業ガソリンスタンド案内 ・緊急宿泊施設先案内 ・レンタカー案内 |
他社と比較すると、ロードサービスの内容は平均的な内容です。レッカーサービスのけん引距離が60kmまでとやや短めですが、イーデザイン損保が指定する修理工場まで移動する場合は無料ですので、特に気にすることはありません。
なお、事故現場から帰宅する際に掛る交通費、宿泊費などはロードサービスで提供していないため、その点は注意が必要です。
イーデザイン損保が提供する事故対応の内容は以下のとおりです。
上記の中から2つをピックアップし、詳しく見ていくことにします。
ダイレクト型の保険会社は、事故の際に担当者が現場まで駆けつけることはありません。
また、イーデザイン損保の場合、事故対応のやりとりはすべて電話での対応となります。
一方、代理店型の保険会社の場合は、担当者の裁量によって現場まで駆けつけてもらえることがあります。
そのため、ダイレクト型保険会社の事故対応に不安を感じ、「いざというときに、現場まで駆けつけてもらえないなら…」という理由から、代理店型の任意保険を選択する方が少なくありません。
そんな方におすすめなのが、セコムの事故現場急行サービスです。24時間365日無料で利用することができ、セコムの緊急対処員がすぐに現場まで駆けつけてくれます。
また、レッカー、タクシーの手配、警察への連絡、救急車の手配等、事故現場での対応をすべてサポートしてくれるため、安心してお任せすることができます。
事故後の進捗状況は、メール、電話、郵送で報告されますが、契約者ホームページから簡単に確認することができます。ただし、進捗状況照会機能を利用するには条件があります。
※人身傷害保険、搭乗者傷害保険、無保険者事故障害保険、自損事故保険、弁護士費用等補償保険を請求する場合
上記2つのうち、いずれかに該当する場合に限り、進捗状況照会機能を使うことができます。
なお、進捗状況の更新は、その都度メールでお知らせされます。
イーデザイン損保が提供しているロードサービスに内容は、以下のとおりです。なお、ロードサービスは無料で利用することができます。(作業によって有料となる可能性有り)
他社の場合、燃料切れの際に燃料代が無料となるのは「契約2年目」からとなっているケースが目立ちます。
もしくは、燃料代は自己負担としていることも少なくありません。その点、イーデザイン損保の場合、契約1年目から「燃料代・配達代」ともに無料です。
保険契約期間中1回のみ無料となるため、2回目以降は自己負担となりますが、頻繁に燃料切れを起こすことはないため、満足度の高いサービスだといえます。
イーデザイン損保は、提携修理状況サービスがとても充実しています。主なサービス内容は以下の通りです。
車の修理を依頼した場合、工場スタッフが自宅まで車を引き取りに来てくれます。
※自力走行できることが前提となる
修理が完了したら、工場のスタッフが自宅まで車を届けてくれます。
修理中は、工場が代車を用意してくれます。
※車種の指定は不可
修理箇所に不具合が発生した場合、修理を担当した修理工場が不具合対応を保証してくれます。ただし、その車を所有している期間に限ります。
この項では、「J.Dパワーアジア・パシフィック・ジャパン」「オリコン日本CS顧客満足度調査」「価格.com」が発表した、2017年事故対応ランキングを用いながら、イーデザイン損保の事故対応を分析していくことにしましょう。
J.Dパワーアジア・パシフィック・ジャパン 2017年 |
---|
・新規加入満足度(ダイレクト系):2位 ・事故対応満足度(総合):5位 |
J.Dパワーは、顧客満足度に関する調査やコンサルティングを行う国際専門機関です。2017年の調査結果によると、イーデザイン損保は新規加入満足度(ダイレクト系)で2位。事故対応満足度(総合)で5位という結果となりました。
2016年度の事故対応満足度(総合)は11位だったため、飛躍的に順位を上げたことが分かります。
2017年の順位だけをみると残念な結果に見えますが、事故対応品質の向上に力を入れている様子が伺えるため、安心して対応を任せることができそうです。
オリコン日本CS顧客満足度調査 2017年 |
---|
・総合:1位 ・加入、更新手続き:4位 ・商品内容の充実度:3位 ・保険料:3位 ・事故対応:2位 ・調査、認定結果:3位 ・受取額、支払いスピード:1位 ・サポートサービス:3位 |
オリコン日本CS顧客満足度調査では、2年連続1位を獲得しています。評価項目別にみると、「受取額・支払いスピード」のみ1位を獲得しており、その他は3位前後という結果となりました。
なお、年代別部門では30代と50代以上で1位、40代で4位を獲得しています。事故対応担当者の対応の分かりやすさ、対応の早さが特に高く評価されているようです。
価格.com満足度ランキング 2017年 |
---|
・総合6位 ・保険料:7位 ・補償内容:6位 ・顧客対応:10位外 ・事故対応:10位外 |
J.Dパワーやオリコンとは異なり、順位はそれほど高くはありません。利用者の口コミ情報を見たところ目立った悪い評判は見当たらず、むしろ「対応が早い」「丁寧」「満足のいく気配り」「円満に解決できた」など高評価が目立ちました。
そのため、事故対応のランキングでは10位外となっていますが、それほど気にする必要はないといえます。
私は年間で57,230円の保険料を支払っていましたが、保険スクエアbang!という一括見積もりサイトを利用して、保険料を20,630円まで安くすることに成功しました。
保険スクエアbang!は、見積もり結果がブラウザ上に表示されるので、すぐに保険料を知りたい方にはかなり便利なサービスだと思います。
ちなみに、難しいことは一切していません。5分くらいで出来てしまいました。見積もりサービスと聞くと、資料が大量に送られてくるんじゃないの?電話などの勧誘やセールスがくるんじゃないの?と思われるかもしれませんが、そんなことは一切ありませんでした。