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車を2台(複数)所有の人は「セカンドカー割引」がお得?割引率や適用条件を解説

2台以上の車を所有している方は、セカンドカー割引を利用すると保険料を抑えることができます。実際のところ、どのくらいお得になるのでしょうか。

今回はセカンドカー割引の概要について取り上げながら、割引の適用条件、1台目と2台目の保険会社が異なってもセカンドカー割引は適用されるのかなど、詳しく解説していきます。

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2台目以降の保険料が割引!セカンドカー割引(複数所有新規割引)とは?

セカンドカー割引とは、自動車を2台以上保有している方が利用できる割引サービスです。

複数所有自動車割引と呼ばれることもあります。適用条件はありますが、セカンドカー割引を利用すると、新規で自動車保険へ加入するよりも保険料がお得になります。

サービス名称はセカンドカーとなっていますが、3台目以降でも利用することが可能です。ただし、保険会社によって、セミフリート契約など契約形態が変わることがあるため、事前に確認しておきましょう。

なお、セカンドカー割引は、法人の利用を不可としています。個人契約のみ、対象となる割引サービスです。

セカンドカー割引を使うと2台目以降の契約を7等級からスタート!

所定の条件を満たし、セカンドカー割引が適用されると、2台目の契約を7等級からスタートすることが可能です。そのため、新規契約をして6等級スタートするよりも、保険料が安くなります。

厳密にいうと、設定する年齢条件によって割引率は変わるため、どのくらい安くなるかは契約内容によって異なります。とはいえ、6等級からスタートするよりも、保険料が安くなることに変わりはありません。

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保険会社では、ノンフリート等級制度を採用しています。1等級から20等級に分かれており、事故リスクに応じて等級が変動する仕組みです。

たとえば、10等級の方が1年契約をし、無事故で保険を使わなければ、翌年の更新時に1等級上がって11等級となります。

等級が1つ上がると保険料の割引率は高くなるため、保険料を抑えることができるのです。通常、新規契約時は6等級スタートですが、割引率が低く設定されているため保険料はあまり安くなりません。

ようするに2台以上保有する場合、1台目の等級が高かったとしても、2台目は6等級スタートとなるため、トータルの保険料が高くなってしまうのです。そのようなときに役立つのが、セカンドカー割引となります。

セカンドカー割引の適用条件とは?

先に触れましたが、セカンドカー割引には適用条件があります。保険会社によって若干異なりますが、おおよそ内容は同じです。

参考までに、損保ジャパン日本興亜、ソニー損保、が公式WEBサイトで公開していた適用条件をご紹介します。

損保ジャパン日本興亜

他の自動車の記名被保険者(主に運転する方)と車両所有者が個人となっており、新契約の自動車と同一となっていること。(記名被保険者の配偶者、記名被保険者または配偶者と同居している親族間であれば同一扱いとなる)
他自動車の保険契約の等級が11等級以上となっていること。
新規契約または他自動車の用途・車種が『自家用乗用車(普通・小型・軽四輪)、自家用貨物車(小型・軽四輪)、自家用普通貨物車(0.5t以下、0.5t超2t以下)、キャンピング車、二輪車』であること。
※二輪自動車は、新規契約または他契約の自動車の両方が、二輪自動車である場合に限定されます

ソニー損保

1台目の車に関する条件
2台目の車の保険始期日時点で、1台目の車の等級が11等級以上であること
※1年以上の長期契約の場合、1年目のノンフリート等級が11等級以上であること
1台目の車の用途車種が自家用8車種であること
1台目の車の所有者が個人であること
※所有者がディーラー、ローン会社、リース業者(1年以上のリース)の場合、車検証記載の使用者が所有者となります
2台目の車に関する条件
2台目の車が初めて自動車保険契約をする車であること
2台目の車の用途車種が自家用8車種であること
※自家用普通貨物(最大積載量0.5t以下)、特種用途自動車(キャンピング車)は電話見積もりのみ。自家用普通貨物車(最大積載量0.5t超 2t以下)の新規申込は不可。
2台目の車の所有者が個人で以下のいずれかであること
・1台目の契約の記名被保険者(Aとする)
・Aの配偶者(Bとする)
・AもしくはBの同居親族
・1台目の車の所有者
※所有者がディーラー、ローン会社、リース業者(1年以上のリース)の場合、車検証記載の使用者が所有者となります
2台目の車の記名被保険者が個人で以下のいずれかであること
・1台目の契約の記名被保険者(Aとする)
・Aの配偶者(Bとする)
・AもしくはBの同居親族
自家用8車種とは?
自家用8車種とは、以下の用途車種のことを指します

①自家用普通乗用車
②自家用小型乗用車
③自家用軽四輪乗用車
④自家用軽四輪貨物車
⑤自家用小型貨物車
⑥自家用普通貨物車(最大積載量0.5トン以下)
⑦自家用普通貨物車(最大積載量0.5トン超2トン以下)
⑧特殊用途自動車(キャンピング車)

以上、2社の適用条件はほぼ同じであることが分かります。適用条件を満たしているか分からない場合は、直接保険会社へ確認するようにしましょう。

ちなみに、セカンドカー割引は『別居の未婚の子』は対象外です。別居の予定がある場合は、別居前に契約を済ませておいてください。

セカンドカー割引で保険料はどのくらい安くなるの?

セカンドカー割引が適用されると、保険料はどのくらい安くなるのでしょうか。

ここでは、『そんぽ24』の割引・割増率を用いて、セカンドカーの保険料をみていきましょう。

まずは以下の表をご覧ください。これは、『そんぽ24』が公表している割引・割増率となります。

等級 運転者年齢条件 割引・割増率
6等級
年齢を問わず補償
28%(割増)
21歳以上補償
3%(割引)
26歳以上補償
9%(割引)
35歳以上補償
年齢条件対象外
4%(割増)
7等級
年齢を問わず補償
11%(割増)
21歳以上補償
11%(割引)
26歳以上補償
40%(割引)
35歳以上補償
年齢条件対象外
39%(割引)

そんぽ24公式WEBサイトより引用

それでは、上記の割引・割増率を用いて、セカンドカーの保険料を算出してみたいと思います。
なお、運転者年齢条件は契約時に必ず設定します。補償対象となる年齢が広くなるほど、保険料が高くなる仕組みです。

26歳・割引前の年間保険料は4万円

26歳以上補償が適用されるため、6等級は9%割引、7等級は40%割引となります。つまり、36%も割引率が異なるのです。

6等級:4万円×(-9%)=36,400円
7等級:4万円×(-36%)=25,600円

以上のことから、年間保険料は7等級の方が10,800円安くなります。

21歳・割引前の年間保険料は6万円

21歳の場合、21歳以上補償となります。そのため、6等級は3%割引、7等級は11%割引です。

6等級:6万円×(-3%)=58,200円
7等級:6万円×(-11%)=53,400円

以上のことから、年間保険料は7等級の方が4,800円安くなります。

この2つのケースからも分かるとおり、運転者の年齢条件によって割引・割増率は異なるものの、セカンドカー割引を利用して保険に加入した方が、保険料を抑えることができるのです。

1台目が他社の契約でもセカンドカー割引は適用される?

セカンドカー割引は2台目が他社であっても適用されます。つまり、1台目と2台目の保険会社が異なっていても、問題はないのです。

たとえば、1台目の車が損保ジャパン日本興亜、2台目の車がセゾン自動車保険であっても適用されます。

ごく一部の保険会社で対象外となる可能性はあるため、念のため確認しておくようにしましょう。

また、先述したとおり、割引・割増率は保険会社ごとで若干異なります。そのため、併せて確認しておくことをお勧めします。

ちなみに、セカンドカー割引は、自己申告をしないと適用されません。2台目の保険契約をする際、確認されるケースが大半ですが、自ら伝えておいた方が安心です。

契約条件によりますが、セカンドカー割引を利用することで、年間保険料の大幅な節約につながることがあります。忘れずに申告するようにしましょう。

セカンドカー割引以外にも活用したい割引制度について

車を2台以上所有する場合、セカンドカー割引以外にもおすすめできる割引制度があります。要点をまとめましたので、参考にしてください。

ノンフリート多数割引

複数契約割引と呼ばれることもあります。ノンフリート多数割引は、2台以上の車の契約を、1つの保険証券にまとめることで保険料が割引されるサービスです。

ノンフリート多数割引は、セカンドカー割引と同時適用が可能となっています。

ノンフリート多数割引を採用している保険会社の多くは、2台1%、3台~5台3%、6台以上5%といった具合に、台数ごとで割引率を変えているケースがほとんどです。

割引適用となるのが、3台以上からとなっているケースもあるため注意しましょう。

適用条件は、保険契約者が自分を記名被保険者として、1保険証券で2台以上契約することとなっています。

ただし、保険契約者については、記名被保険者の配偶者、記名被保険者・または配偶者の同居親族も同一としてみなされるため、同居している家族全員が対象となると抑えておけば問題ありません。

注意したいのは、同じ保険会社に加入する必要があることです。また、保険契約の始期日と満期日を同一にすること、保険料の支払い方法・支払い方式・支払い回数を同一とすることも条件となっています。

保険証券を1つにまとめなくても、ノンフリート多数割引が適用されることもありますが、保険会社ごとで対応は分かれるため、事前に確認しておきましょう。

複数契約割引(マルチオーナーシップ割引)

複数契約割引(マルチオーナーシップ割引)とは、2台目以降の自動車で保険に加入する際、1台目の車と同じ保険会社へ加入すると適用される割引サービスです。

2台目以降の車の保険料が、5~15%ほど安くなります。また、1台目の車の保険契約更新時に継続契約をすると、1台目の車の保険料も5~15%ほど安くなるため保険料を抑えることが可能です。

なお、適用条件はノンフリート多数割引と同様です。2台目以降の車の記名被保険者・契約者を同一とする必要があります。

2台目以降の保険契約者に関しては、記名被保険者の配偶者、記名被保険者・または配偶者の同居親族も同一とみなされるため、同居家族であれば複数契約割引を利用することが可能です。

ちなみに、複数契約割引(マルチオーナーシップ割引) を扱っている保険会社をリサーチしたところ、JA共済くらいしか見当たりませんでした。

そのため、割引を活用して保険料を安くしたい場合は、セカンドカー割引やノンフリート多数割引を利用することになりそうです。

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