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型式別料率クラスとは?自動車保険の保険料にどれくらい影響するの?

自動車保険料は、補償内容や運転者限定、等級など様々な要素によって決まりますが、車の危険度を表す型式別料率クラスも、その要素の中の1つです。そもそも型式別料率クラスは、どのくらい保険料に影響を与えているのでしょうか。

そこで今回は、型式別料率クラスの概要について取り上げながら、料率ごとの保険料の違いや、自分で料率クラスを確認する方法など、詳しく取り上げていきます。

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型式別料率クラスってなに?

型式別料率とは、自動車の型式・事故リスクを基に設定されている、自動車保険の保険料率のことを指しています。

自動車保険料は、年齢や運転者範囲の限定など、様々な要素で決まりますが、自動車保険料率もその要素の中の1つです。

2001年に導入された仕組みであり、自動車保険料率クラスが正式な名称となっています。ただし一般的には、型式別料率クラス、もしくは車両料率クラスと呼ばれることがほとんどです。

型式ってなに?

型式とは、自動車の構造、装置、性能が同じ自動車に対し、道路運送車両法を基に国土交通大臣が指定している分類指標のことです。

同じ車種でも構造や装置、性能が異なると型番は変わります。自動車検査証(車検証)の型式欄に『ABC ― DEF』などといった形式で記載されているため、確認しておきましょう。

なお、ここでいう型式は『DEF』にあたる箇所です。もしも型式が分からない場合は、『Goo-net』などの中古車ポータルサイトで探し出すことも可能となっています。

型式別料率クラスは4つの項目と9つの段階に分かれている

型式別料率クラスは、以下の4つの項目に分かれています。

対人賠償保険
対物賠償保険
傷害(人身傷害・搭乗者傷害)保険
車両保険

概要を以下の表にまとめましたので、ご覧ください。

保険の種類 概要
対人賠償保険 自動車事故によって他人が死傷し(後遺障害を含む)、損害賠償責任を負った場合に補償される保険。
自賠責保険を超えた分、対人賠償保険から支払われる。
一般的には無制限で加入する。
対物賠償保険 自動車事故で他人の車、モノを壊した時に補償される保険。
休業補償なども含まれる。
一般的には無制限で加入する。
人身傷害保険 契約車両搭乗中、運転者・搭乗者が死傷、後遺障害を負った場合、示談の結果や過失割合に関係なく補償される保険。
契約時に決めた保険金の範囲内で支払われる。
記名被保険者、その家族については、歩行中や他の車に搭乗していた際の事故も補償される。
(特約となっており、別途加入手続きが必要となるケースもある)
搭乗者傷害保険 契約車両運転中に事故に遭遇し、運転者・搭乗者が死傷、後遺障害を負った場合に補償される。
保険料は定額となっている。
車両保険 契約車両が事故などで損害を受けた場合、補償される保険。
免責を設定するケースが多い。
契約車両の時価評価額によって、補償金額は異なる。
経年に応じて評価額は下がる他、実損分が補償されるわけではない。

上記4つの項目は、更に1~9段階に分類されています。数値が大きくなるほど、保険料が上がる仕組みです。

なお、型式別料率クラスは、保険会社によって変動することはありません。

型式別料率クラスの仕組みを図にしましたので、こちらも併せて参考にしてください。

型式別料率クラスは毎年見直される

型式別料率クラスは、事故発生率、保険金支払いの過去の実績データを基に、毎年1月1日付で見直されています。

全国的に事故や盗難等が多い車は、翌年の料率が上がり保険料は高くなります。逆に、事故や盗難等が少なかった車は、翌年の料率が下がるため保険料は安くなります。

つまり、無事故で保険を使っていなくても、年間を通して事故が多かった型式は、翌年度の料率クラスが上がるため、保険料は高くなってしまうということです。

なお、新車の場合は、保険実績のデータがありません。そのため、車両価格や排気量などを参考に料率クラスは決まります。

一般的には、対人賠償・対物賠償・傷害保険(人身傷害・搭乗者傷害)は標準料率である4が設定されるケースが多く、ほとんどの新車は4スタートです。

一方、車両保険の料率クラスに関しては、3・4・5・6のいずれかが設定されるケースが目立ちます。

型式別料率クラスが適用される車について

型式別料率クラスは、『自家用普通乗用車』と『自家用小型乗用車』のみ適用されます。概要は、以下の表の通りです。

用途・車種 分類番号 ナンバーの色
自家用普通乗用車
3ナンバー
自家用小型乗用車
5・7ナンバー

上記以外の他の用途車種に関しては、用途車種ごとの料率クラスが設定されます。なお、自動車保険の料率クラスは、軽自動車には適用されません。

しかし、2018年を目途に導入予定(2017年7月現在)となっており、導入された場合は自動車保険料が最大2倍ほど変わってくるとのことです。導入時期や詳細に関しては、保険会社へ確認してください。

基本的にスポーツカーなどのスピードが出る車は、事故発生率が高い傾向にあるため、対人賠償保険・対物賠償保険の料率クラスは高く設定されています。

また、高級車や人気車については、盗難やいたずらなど、車両に関する事故が目立つため、車両保険の料率クラスは高くなるものです。ちなみに、国産のコンパクトカーは、料率クラスが低めに設定されています。

そもそも、なぜ型式別料率クラスが導入されているのかというと、保険会社の保険金支払いの負担を軽減するためです。

保険会社が将来的に補償しなければならない保険金が莫大になると、保険料とのバランスが崩れることから保険会社の負担が増えてしまいます。

そのため、型式別料率クラスを用いて保険料を算出し、保険金を支払う可能性が高い(事故リスクが高い)自動車を所有している契約者から、多めに保険料を徴収しているのです。

なお、車両保険の料率クラスが8や9の車は、車両保険に加入することができないケースがあります。

また、市場販売価格が1,000万円を超える高級車なども、車両保険に加入することができなかったり、ダイレクト型(通販型)の契約が困難なケースがあるようです。

これから自動車保険に加入する方は、契約可否を含めて事前に保険会社へ確認しておきましょう。

クラスって誰がどのようにして決めているの?

自動車保険の保険料率は、損害保険料率算出機構が型式ごとの事故実績などを基に決めています。

損害保険料率算出機構とは、保険会社が保険料を算出する際に用いる『参考純率』を、公正な立場から算出している料率団体です。

ほとんどの保険会社にて型式別料率クラスを使用していますが、使用するかどうかは各保険会社の判断に委ねられています。

また、型式別料率クラスを使用する際は、すべての保険会社で同じ料率データを用いることになるため、保険会社による違いはありません。

同じ車種でも型式ごとで料率クラスは違う!

車種が同じ自動車でも、型式が異なると料率クラスは変わります。型式別料率クラスは、一般公表されていないデータですが、『平成25年度版:自動車保険料率クラスデータベース』にて車種ごとの料率クラスが公開されていました。

今回は『平成25年度版:自動車保険料率クラスデータベース』で公開されていた、トヨタフィットの自動車保険車両料率クラス表を基に、詳しく解説していきます。まずは、以下の表をご覧ください。

車種 型式 対人賠償 対物賠償 搭乗者傷害 車両
フィット
GD1
4
4
5
3
GD2
3
4
3
3
GD3
5
4
4
4
GD4
5
5
2
4
GE6
5
4
5
3
GE7
4
4
4
4
GE8
4
4
6
3
GE9
4
3
4
3
GG7
4
4
4
3
GG8
4
4
4
3
GP1
4
4
4
3
GP2
4
4
4
3

『2015年度自動車保険料率クラスデータベース』より引用

ご覧の通り、同じ車種であっても型式によって料率が異なることが分かります。フィットの場合、全体を通して標準的な料率である4が適用されているケースがほとんどでした。

しかし、一部の型式にて2・3・5・6が適用されており、特に搭乗者傷害保険に関しては、型式ごとで料率が変動しています。

人身傷害保険のデータが公開されていなかったため、ご紹介することはできませんでしたが、搭乗者傷害保険の料率と極端に異なることはなさそうです。

なお、先述したとおり、保険料率は自動車の型式ごとで異なるため、フィット以外の自動車について確認したい場合は、自動車保険料率クラスデータベースを参考にしてください。

もしくは、WEB上で公開されている、料率クラスのランキングなどを参考にするのも一考です。

損害保険料率算出機構が公式で公開しているわけではありませんが、直近の過去データであればいくつかのWEBサイトから確認することができます。

ただし、正確な情報を知りたい場合は、保険会社へ直接問い合わせるようにしましょう。

料率クラスが変わると保険料はどのくらい違う?

保険料率が異なると、自動車の保険料はどのくらい変わってくるのでしょうか。この項では、実際の料率データを用いながら、詳しく比較していくことにしましょう。

今回は、2015年度自動車保険料率クラスデータベースで公開されていた、搭乗者傷害保険の料率を用いて保険料を算出します。

なお、保険料を算出する際は、補償内容ごとの保険料を確認することができる『セゾン自動車火災保険』の見積もりツールを使用しました。

搭乗者傷害保険の設定は、死亡・後遺障害(1名につき)1,000万円、入通院時の医療一時金最高100万円としています。その他に設定した情報は、以下の表の通りです。

ノンフリート等級
11等級
事故あり係数適用期間
0年
事故件数
0件
初度登録年月
(初度検査年月)
平成29年(2017年)
1月
使用目的
主に家庭用
契約距離区分
5,000km以下
年齢
40歳
免許証の色
ゴールド以外
車を運転する方
記名被保険者のみ
年齢条件
30歳以上補償

見積もりツールを用いて算出した、搭乗者傷害保険の料率別保険料は以下の表の通りです。

今回は、車種・型式別にまとめています。

車種 型式 料率 保険金額
ニッサン
スカイライン
ENR34
1
270円
ミツビシ
ギャラン
EC5A
2
330円
ホンダ
アコードトルネオ
CF3
3
390円
トヨタ
ヴィッツ
KSP130
4
470円
ミツビシ
デリカ
P04W
5
560円
スズキ
エスクード
TD51W
6
680円
スバル
インプレッサ
GF3
7
820円
トヨタ
クラウンマジェスタ
UZS155
8
970円
ニッサン
AD,ウィングロード
WEY10
9
1,170円

ちなみに、今回、保険料を算出する際、搭乗者傷害保険を採用した理由について簡単に補足します。

そもそも、対人・対物賠償保険は、無制限で契約するケースがほとんどです。また、保険金額を設定することができたとしても、保険料にほとんど差はありません。

また、車両保険の保険料に関しては、料率クラスだけではなく、契約車両の時価、保険金額の設定額、免責の有無によって保険料が大きく変動するため、統計データとしてあまり参考になりません。以上の理由から、搭乗者傷害保険で比較することにしました。

搭乗者傷害保険を算出した結果ですが、料率クラスが1つ変わると、1.2~1.3倍ほど保険料が変わってくることが分かります。また、料率クラス1と料率クラス9を比較すると、4.3倍ほど保険料が異なる結果となりました。

今回ご紹介した搭乗者傷害保険の場合、保険料が低額だったため、それほど負担を感じることはありませんが、料率クラス1と料率クラス9の差が4.3倍ほどとなるのは搭乗者傷害保険に限った話ではありません。

特に差が表れやすいのは、車両保険です。たとえば、車両保険の料率クラス1が5,000円だった場合、その4.3倍ということは保険料が21,500円になるということです。

そのため、これから車を購入する予定がある方は、必ずディーラーや自動車販売店の担当者、保険会社に料率クラスを確認した上で、保険料を把握しておくようにしましょう。

自分の料率クラスの確認方法について

自分の料率クラスを確認したい場合、想定されるシチュエーションは2つあります。1つはすでに保険契約をしており、契約車両の料率クラスを確認したい場合。

もう1つは、これから新しく自動車を購入するため、事前に料率クラスを確認しておきたい場合です。

まず1つ目のケースですが、確認方法は2つあります。一番簡単な方法は、保険証券を確認する方法です。たとえば『車両:3、対人:5、対物:4、傷害:5』といった具合に記載されています。

保険証券が発行されていない場合は、公式WEBサイト上にあるマイページなどから確認することが可能です。

もう1つの確認方法は、保険会社へ実際に問い合わせてみる方法となります。保険会社によって口頭で開示していない可能性があるため、電話やメールで問い合わせて確認方法について案内してもらうことをお勧めします。

次に2つ目のケースですが、こちらも確認方法は2つあります。1つは、ディーラーや自動車販売店、保険会社へ直接確認する方法。もう1つは、見積書を確認する方法です。

以上、シチュエーションごとに分けて、型式別料率クラスの確認方法を取り上げましたが、いずれにしろ確認する方法は難しくありません。確認するために、手間や時間が掛ることはないといえます。

また、先述したとおり、型式別料率クラスは毎年見直しされるものです。確認するタイミングは、年に1度で十分だといえます。

自動車保険へ新規加入するタイミング、更新時期が近くなったタイミング、新しく車を購入したタイミングで確認するのがベストです。

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