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三井ダイレクト損保の事故対応を評価!初期対応やロードサービスを徹底分析!

三井ダイレクト損保は、MS&ADホールディングス傘下の自動車保険であるため、一見、事故対応力が高い印象を受けます。

しかし、大手保険会社の傘下だからといって、必ずしも事故対応力が高いとは限りません。

そこで今回は、客観的に三井ダイレクト損保の事故対応を評価しながら、特徴や注目ポイント、事故対応の体制、ロードサービスの概要など、詳しく見ていくことにしましょう。

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三井ダイレクト損保の特徴について

三井ダイレクト損保は、MS&ADホールディングスが提供する自動車保険です。国内におけるダイレクト型自動車保険の草分けともいわれています。

平成26年度には、ダイレクト型自動車保険「正味収入保険料(企業でいう売上)」3位となり、業界シェアは比較的大きいといえそうです。

保険料の安さ、事故対応サービスの体制、顧客サポートをウリとしており、特に保険料の安さは他社と一線を画しています。

また、国内外20万箇所以上に及ぶ「国内・海外宿泊」「レジャー」「スポーツ」「ショッピング」「育児・介護サービス」等が優待価格で利用できる契約者特典がついているため、ファミリー層の方に最適です。

ところで、事故対応の品質ですが、三井ダイレクトの自社調査によると、事故対応満足度は92.3%(三井ダイレクト調べ2016年度)とのことでした。

この数字だけを見ると事故対応力に期待できそうですが、口コミや評判はいまひとつといったところがネックです。

また2017年になって、チューリッヒ、アクサダイレクトの勢いに押されており、保険料の安さだけでは過酷な販売競争に負けてしまう印象があります。

三井ダイレクト損保への加入を検討する際は、保険料の安さや特典だけで選ぶのではなく、補償設計の内容、事故対応の品質について十分に他社と比較することがポイントとなりそうです。

押さえておきたい3つの注目ポイント

まずは三井ダイレクト損保の「事故対応注目ポイント」を3つピックアップしました。参考にしてください。

1.事故対応満足度は92.3%(三井ダイレクト調べ2016年度)

三井ダイレクト損保独自のアンケート調査(2016年度/回答数 : 6,555件)によると、事故対応を受けた契約者の92.3%が「満足~普通」と回答しています。

自社調べであるため、実際のところはやや数値が下がる可能性がありますが、多くの方が事故対応に満足しているようです。

2.専任スタッフが事故解決までサポート

三井ダイレクト損保では、「1事故専任担当制」を採用しています。人身事故・物件事故の専任担当が、解決まで事故対応をサポートするため、きめ細かな対応が期待できます。

自ら連絡をした際、担当者が不在であっても、チームのスタッフが代理で対応してくれるため安心です。

また、自分に賠償責任がない被害事故の場合、法律上、保険会社が示談交渉を行うことはできません。

しかし、三井ダイレクトのスタッフに、事故対応の方法や慰謝料などを相談することができます。

3.全国約500箇所の損害ネットワーク体制

事故対応サービスセンターは、全国13センターと少ないものの、損害調査ネットワークは約500箇所(2017年4月1日現在)と広範囲に亘ってサポートしています。

全体的にネットワーク体制が整っているため、比較的スピーディーな対応が期待できそうです。

事故対応の特徴

三井ダイレクト損保の事故対応の特徴は、以下の表のとおりです。

対応時間 ・事故受付:24時間365日受付
・初期対応:9時から19時まで(平日・休日問わず)
・平日9時から17時まで、事故の照会、相談に対応
・事故で入院した際は、平日・休日問わず21時まで利用
※休日とは、土日祝・年末年始のこと
初期対応の内容 ・相手方への連絡
・病院への治療費請求
・修理工場への損害状況の確認
など
サポート体制 ・事故対応サービスセンター:13セクター
・損害調査ネットワーク:全国約500箇所
・指定修理工場ネットワーク:全国約2,100箇所
・弁護士ネットワーク:全国約140事務所
・ロードサービスネットワーク:全国約3,500箇所
インターネット
事故対応サービス
Myホームページから、事故受付、担当者への質問・相談、次年度保険料シミュレーションを行うことができる

他社の事故対応と異なるのは、「年末年始も初期対応が可能」な点にあります。土日祝日は初期対応を実施していても、年末年始はお休みしているケースが目立つため、年末年始に事故に見舞われたとしても安心できそうです。

また、インターネット事故対応サービスを活用すると、スムーズに事故報告が可能な他、不明点があった際はすぐに担当者へ質問・相談できることから、わざわざ三井ダイレクト損保の電話番号を調べて問い合わせる必要がありません。

ロードサービスの特徴

三井ダイレクト損保のロードサービスの特徴は、以下の表のとおりです。

特徴 ・24時間365日で受付可能
・全国約3,500ヶ所のサービス拠点
レッカーサービス ・三井ダイレクト指定修理工場まで:距離無制限(無料)
・けん引先指定:実走距離50km
車両トラブル
緊急対応サービス
・キー閉じ込み
・バッテリー上がり(保険期間中1回まで無料)
・パンクタイヤの交換
・落輪引き上げ(税込2万円まで)
・雪道でのスタック(走行可能な場所への引き出し作業)
・ガス欠(10リットルのガソリン配達・燃料代は有料)
・その他の作業(30分の簡易作業)
相談・
情報提供サービス
・故障電話相談サービス
・ガソリンスタンド案内サービス
・レンタカー案内サービス
・安心車検紹介サービス
携帯電話GPS
位置情報サービス
・GPS位置情報通知
・GPS位置情報による緊急手配フロー
2年目以降に
増えるサービス
事故、トラブル発生現場が自宅から直線距離で50km以上で適用
・ガソリン10リットルサービス無料(保険期間中1回のみ無料)
・レンタカー12時間サービス(自走不能の場合)

三井ダイレクト損保のロードサービスの特徴としては、「雪道でのスタック作業」「GPS位置情報による緊急手配フロー」の2点を挙げることができます。

落輪の引き上げ作業は、どの保険会社のロードサービスでも提供していますが、雪道でのスタック作業には対応していないケースがほとんどです。

ただし、三井ダイレクトでは、砂浜でのスタック作業には対応していない様子が伺えるため、直接問い合わせて確認してください。

一方、GPS位置情報による緊急手配フローについては、ロードサービス利用時に現在地を電話で上手く伝えることができない場合、GPS経由で位置情報を知らせるサービスとなっています。

三井ダイレクト損保の事故対応を徹底解説

三井ダイレクト損保が提供する事故対応の内容は以下のとおりです。

24時間365日の事故受付対応
初期対応は9時から19時まで(平日・休日問わず)
1事故専任担当制で一貫サポート
被害事故専任担当に相談が可能(自らに賠償責任が生じない場合)
対人・対物賠償事故の示談代行を実施
対人・搭乗者傷害、自損事故傷害、人身傷害の入院事故は休日でも21時まで急行
インターネット事故対応サービスでタイムリーな経過確認
各種書類作成の省略、事故証明書取付代行
示談交渉代行
約2,100ヶ所の修理工場、三井ダイレクト事故処理拠点約500箇所

上記の中から、以下の2点について解説します。

1事故専任担当制で一貫サポート

自動車保険の場合、事故対応の体制は「1事故専任担当制」「1事故1チームサポート制」に分かれます。三井ダイレクト損保の場合は、損害サービス拠点が13拠点、1事故専任担当制です。

最大のメリットは、同じ担当者が事故解決まで一貫してサポートしてくれる点にあります。

1事故1チームサポート制の場合、問い合わせるたびに担当者が入れ替わることがあり、話が食い違うケースが少なくありません。

そのため、話の食い違いを避けたい方、同じ担当者に事故対応をお任せしたい方に適しています。

各種書類作成の省略、事故証明書取付代行

三井ダイレクト損保では、事故対応の解決スピードを向上させるため、5つのお役立ちサービスを提供しています。概要は以下のとおりです。

保険金請求書省略サービス

車両事故、対物事故の際、原則保険金請求書を省略することができます。

入院保険金内払サービス

自損事故障害、またはファミリー傷害特約で長期間に亘り入院する場合、入院中に保険金の内払いを行うことができます。

事故証明書取付代行サービス

保険金請求時に「交通事故証明書」を取り付ける必要がある場合、三井ダイレク損保が代行して取り付けることができます。

事故受付・支払案内サービス

事故受付または保険金支払いの案内は、直接連絡をもらうことができます。
※担当者の名前と連絡先は、その際に必ず伝えられる

三井ダイレクト損保のロードサービスを徹底解説

三井ダイレクト損保が提供しているロードサービスの内容を、以下にまとめました。

三井ダイレクト指定工場まで距離無制限で無料対応(自ら指定する場合は50kmまで)
車両トラブル緊急対応サービス
相談・情報提供サービス
携帯電話GPS位置情報サービス
契約2年目以降は2つの無料サービスが追加提供
全国約3,500箇所、24時間365日駆けつけ

上記6つの中から2つのサービスをピックアップし、詳しく解説します。

相談・情報提供サービス

三井ダイレクト損保のロードサービスは、車の故障以外のサービスも提供しています。詳細は以下の4点です。

故障電話相談サービス

車に故障トラブルが発生した際、整備士などが電話でアドバイスしてくれます。

ガソリンスタンド案内サービス

ガソリンスタンドの情報を案内してもらうことができます。

レンタカー案内サービス

優待価格でレンタカーを利用することができます。

安心車検紹介サービス

品質の高い車検を優待価格で紹介してもらうことができます。また「引取、納車、代車、納車」時の洗車が無料、修理費用10%割引の特典付きです。

携帯電話GPS位置情報サービス

携帯電話GPS位置情報サービスは、主に2つのサービスに分かれます。概要は、以下のとおりです。(スマホからの利用は不可)

GPS位置情報通知

旅行先などの知らない土地で事故に遭遇しても、GPS機能を使って事故現場、故障現場を正確に特定し、素早くロードサービスを利用することができます。

GPS位置情報による緊急手配フロー

ロードサービスセンターに電話を架けて位置情報を伝えたものの、正確な場所を伝えることが出来なかった場合、携帯電話のGPS機能を使って「現在地の確認時間・救援車両到着時間」を短縮することができます。

三井ダイレクト損保の事故対応をランキングから分析!

「J.Dパワーアジア・パシフィック・ジャパン」「オリコン日本CS顧客満足度調査」「価格.com」が実施した、2017年事故対応ランキング結果を以下にまとめました。

三井ダイレクト損保の事故対応力を、詳しく分析していくことにしましょう。

J.Dパワーアジア・パシフィック・ジャパン(以下J.Dパワー)2017

J.Dパワーアジア・パシフィック・ジャパン 2017年
・契約車満足度「ダイレクト部門」:3位
・事故対応「ダイレクト部門」:6位(総合10位)
・新規加入者「ダイレクト部門」:5位

国際的な顧客満足度調査機関であるJ.Dパワーによると、三井ダイレクト損保のランキング結果は上記のとおりとなりました。全てのランキングにおいて、比較的評価が高いことが分かります。

ただし、事故対応部門(総合)は10位と残念な結果でした。契約者満足ではベスト3にランクインしているため、自動車保険の補償内容は申し分なさそうですが、事故対応の品質には注意が必要です。

オリコン日本CS顧客満足度調査2017

オリコン日本CS顧客満足度調査 2017年
・総合:7位
・加入、更新手続き5位
・商品内容の充実度:7位
・保険料:4位
・受取額、支払いスピード:9位

オリコンのランキングでは、保険料部門で4位、加入・更新手続きで5位を獲得しています。ただし、受取額・支払いスピードで9位、事故対応は10位圏外です。

J.Dパワーのランキング結果と同様、事故対応に強くはない印象を受けます。

ただし、再利用の意向がある契約者は83.88%(4位)となったため、やはり補償内容などに問題はなさそうです。

また、オリコンランキングから分かるのは、契約者の満足度が低めだということです。以上のことから、全体の評価はあまり高くはないといえます。

価格.com満足度ランキング2017年

価格.com満足度ランキング 2017年
・総合7位
・保険料:6位
・補償内容:7位

最後に価格.comのランキング結果ですが、オリコンランキングの保険料部門4位と比較すると、価格.comは6位と評価が下がっていることが分かります。

ただし、総合と補償内容で7位となった点は、オリコンと同じ結果となりました。

また、価格.comでも事故対応部門はランクインしていません。以上のことから、3つのランキングサイトの評価を基準に考えると、三井ダイレクト損保の事故対応はあまり期待ができないといえそうです。

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